【ミラノグルメ】もちもち手作りパスタのお店【おすすめ】
ミラノの街中に溢れるグルテン食に毎日ヨダレを垂らしながら過ごしています、SHIZUKIです。 巷で流行りのグルテンフリーですが、グルテン大国イタリアでグルテンなしで生きていくのは相当大変だろうなと思います。 私も日本では緩やかなグルテンフリー生活を送っていましたが、こちらにきて3日でグルテン生活にシフトしました。 だってイタリア料理、美味しいんだもん。(言い訳) 今日は日本人のモデル仲間の内の1人が明日で帰ってしまうということで、晩御飯を食べに行きました。 「何食べたい?」と聞くと「パスタが食べたい!」とのこと。 パスタは数あるグルテン食の中でも私の大好物です。 THE KING OF GLUTENSといっても過言ではないでしょう。というか、パスタ嫌いな人っておるん?← しかし、日本ではグルテンフリー生活だったので普段は食べていなかったし、こちらにきても昼はキャスティングや撮影等で忙しく、夜は家で軽くしか食べないので、ミラノのちゃんとしたお店でパスタを食べたことがなかったのです。 よし、じゃあパスタを食べようじゃないか!ということで、パスタの専門店に行くことになりました。 初めてのミラノの本格パスタにウキウキしながら、P.ta Venezia駅から歩くこと5分強。 大通りから少しはずれた場所にお店がありました。 その名も Platina -プラチナ- 手作り麺で有名な人気のパスタ専門店です。 お店は19:15からオープンしています。 イタリアは夜御飯が遅いので、お店のオープン時間も遅めです。 私は2日ほど前に電話で19:30で席を予約をしました。英語対応もしてくれます。 ちなみに予約なしだと入れないことが多いので、行く前に予約することをおすすめします。 友人も19:30に予約なしでお店に行ったら、空席はあったけれど全て予約で抑えられていたと言っていました。 店内の様子。19:30だったのでまだ人はまばらですが、20時以降はいつも混み合っている人気のお店です。 英語のメニューをいただけました。 パスタだけではなく、前菜やデザートもあり、ワインなどのアルコールも豊富です。 そしてボードには本日のスペシャルパスタが書いてあります。左側がイタリア語、右側に英語が書いてあります。 色々と悩んだ挙句、カルボナーラとジェノベーゼをオーダーしました。 イタリアではあまりシェアをする文化がないのか、ピザも1人1枚ずつ食べているのを見かけるのですが、私たちはシェアをすることに。だってどっちも食べたいやん? オーダーして数分後、あつあつのパスタがテーブルに。 カルボナーラ (€10) パンチェッタの塩味が効いた濃厚なお味。 エビとチェリートマトのジェノベーゼパスタ (€12) バジルの香りがしっかりとするジェノベーゼソースでした。 どちらもすごく美味しかったです。そして、なんといっても麺がモチモチ! パスタというより饂飩のような歯ごたえでした。 もうスーパーグルテン。最高。グラッツェ。 この手の麺は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、歯ごたえのあるモチモチ麺が好きな私たちにとってはすごく好きなタイプのパスタでした。 お店で毎朝作った麺だけを提供しているそうです。材料は全てmade in Italyだそうで、こだわりも強い。 変わりどころで言うとイタリアンパセリを練り込んだ緑のスパゲッティや全粒粉スパゲッティなど、パスタの種類も色々あります。 パスタだけ買って帰ることも可能だそうです。 テーブルに元からセッティングしてあるパンをソースにつけて食べるのもまた良し。 本当はデザートや前菜も頼みたかったのですが、パスタとパンだけでお腹いっぱいになってしまいました。 こうして初めてのミラノのパスタ経験は無事終了いたしました。 翌日にキャスティングがあったため、今回はワインを我慢したのですが、次に行く機会があれば確実に飲む。そう心に決めて、お店を出ました。 お値段もパスタ一皿で€10-€15とコスパ良しなので、モチモチ麺が好きな方にはおすすめのお店です。 英語対応も可能なので、イタリア語が不安な方も安心して行けるお店だと思います 【 Platina 】
■住所 Via Lecco 18, 20124 Milano Italy
■電話 02 2952 2711
■営業時間 12:15-15:00 / 19:15-23:00
■WEB https://www.platinapasta.it
お昼も営業しているので、ミラノに来た際は是非行ってみてください。
では、Ciao~~~
【ミラノ滞在記】 日本を発って1か月が過ぎた今の私
怒涛のファッションウィークも終わり、すっかり落ちつきを取り戻したミラノのモデル業界。 あれほど暑苦しく見えた街並みも今じゃ少し肌寒さを感じるくらい何だかひんやりとしている。 私はというと、ぼちぼち入るキャスティングをこなしたり、撮影を組んだりしながら、ゆっくりとした時間を過ごしている。 そうか、日本を発って1か月が過ぎたんだなぁ、と近所のカフェでコーヒーを飲みながらさっき気が付いた。 この1か月は刺激過多で何かをゆっくりと考える時間もなく、常に目の前のことに追われていた。 そうしてやっと落ち着いた今になって自分の身に起こったことを一つ一つ消化している。 正直、あっという間の1か月だった。 だけど、台湾やパリ、ロンドンにいた頃がずっと昔のことのように思える。この1か月で4か国も滞在したのか、と今さら驚いたりもする。 そして、ファッションウィーク中に見たものをじっくりと反芻する。 ヨーロッパのファッション業界のスケールの大きさを目の当たりにし、自分自身とモデルという職業ついて改めて考えさせられた2週間だった。 目標だったミラノのコレクションには出ることはできなかった。 そもそもショーのキャスティング自体が少なすぎたとか、ミラノに着くのが遅すぎたとか、情報が足りなかったとか、色々な言い訳が浮かんでくるが、いや、どれも違う。 単純に私がそのレベルに至っていなかった。 実力も努力も準備も全てが足りていなかった。 悔しいけれど、それが答えだ。 今はこれからの私について考える時期がきていて、まずは残りのミラノの滞在の過ごし方を考えている。 コレクションに出るという目標を達成することはできなかったが、ここで終わったわけではない。 何かを掴まずして帰れまいと、色々と働きかけてはいる。 ただ滞在も後2週間ほどなので、たくさんのことに取り掛かるのは難しいかもしれない。けれど最後まで諦めず、出来るだけ色々なことに挑戦したいと思う。 その後はイタリア、スペイン、ギリシャを旅する予定だ。私の心の在り所でもあるシンガポールにも出来れば寄りたいと思っている。 スケジュール帳を眺めては、飛行機とホテルのブッキングに追われる毎日だ。 日本に帰ってからのことも何となくの枠組みは浮かんではきた。これからじっくりと向き合っていかなければいけないなぁとぼんやりと思う。 何だかんだでしなければいけないことはたくさんあるのだが、ただ今はゆっくりとしたこの時間を少しだけ楽しもう。 そう思って、近所のカフェに来た。 Wifiもないような小さなローカルのカフェだ。 現在、17:33。 ミラノの日が沈むのは遅い。 近所の人たちがカフェで一息ついて、それぞれの時間を過ごしている。 年齢のわりにはこれまでたくさんの国で過ごしてきたと思う。 各国には観光名所やら、絶景スポットやら、素晴らしい場所がたくさんあって、そのような所に行って感動する経験もまぁまぁしてきた。 けれど私はこういう時間や場所が一番好きだ。 その国の飾らない生活の一部に溶けこんだときに、その国を本当の意味で知ることができる。 これこそが私にとっての海外で暮らす醍醐味であり、かけがえのない時間だ。旅行では見えない何が見える。 この土地を去る時は近い。 もう二度と味わうことのないかもしれない、ミラノでのこの瞬間を目に焼き付ける。 あぁ、帰りたくないなぁ、なんて少し思ってカフェを出た。 残り、2週間。 このミラノという場所と今の私は、一度きり。 一発勝負だ。
【今更ですが】私がブログを始めた訳【情報の大切さ】
ボナセーラ!この間、アーモンドミルクらしきものを買って飲んだ瞬間、すんごい甘さが脳天を突き抜け、髪の毛が全部逆立ちかけました、SHIZUKIです。 あれはまさに飲む濃縮原液杏仁豆腐。 砂糖はイタリア語でzucchero、無糖はsenza zucchero だということを学びました。 それ以来、senza zucchero aggiunti “砂糖入ってないですよ☆”と書かれたアーモンドミルクや豆乳を血眼で探しています。(遠い目) さて、今日は今更ながら私がブログを始めた訳について、ちょっとお話しさせていただたいと思います。 私がブログを始めたのは、シンガポールに渡航して2週間くらい経った頃でした。 昔から文章を書くのも読むのも好きだったのですが、自分の中だけで楽しむ程度で、自分の書いた文章を人様にお見せするなんて恐れ多いわ…!なんてそれまでは思っていたのです。 もちろん今も恐縮極まりないのですが、そんな私の気持ちを覆したのは、他でもない海外でのモデル活動に挑戦するにあたっての情報量の少なさでした。 私はマザーエージェンシーがないため、これまで自分で一から事務所を探し、契約や住む場所の手配など、全て自分の力で行ってきました。 しかし、モデルという特殊な業界故、ただでさえ出回っている情報が少ないうえに、海外でモデル活動をするための情報なんてそう簡単には見つからず、何とか手探りでここまでやってきたのです。 いざ海外に挑戦しようと覚悟を決めた当初も、何から取り掛かればいいのかわかりませんでした。 そもそもどの事務所が良いのかもわからないし、どの時期に行ったらいいのかも、どんな風に事務所にアプローチしていいのかも全くわからず、経験者の人を探しては色々と尋ねたり、現地で情報を集めたりしました。 その過程で、海外に挑戦したモデルの先輩方のブログを発見し、隅から隅まで読み漁りました。 それらのブログがどれほど役立ったことか。 やはり海外にきて思うのが、生の情報はモデル活動の成果を大きく左右するほど重要だということです。 情報を知っているとしなくてもいい苦労を避けれるし、お金や時間の無駄も省けます。 そして、行く都市、行くシーズン、所属する事務所、その違いで仕事の内容はガラッと変わります。 行く時期を間違えたり、アプローチの仕方を間違えると入れたかもしれない事務所に所属できないこともあります。 私は幸運にも一度の渡航で事務所が決まりましたが、所属した後に数々の苦労をし、失敗を重ねて情報を集めてきました。 そして、その度に”先にこの情報があればなぁ…”と思ったものです。 もしこれから海外で活動したいと思うモデルさんたちがいるのなら、私が味わった苦労や同じような失敗はして欲しくはない。 そして、自分が苦労して集めた情報を共有してくださった先輩方のように、私も自分が集めた情報は出来る限り共有したい。 その想いでブログを始めました。 今はミラノでモデル仲間たちから生の情報を手に入れることができるので、随分と活動がしやすくなりました。 そうして情報の重要性を改めて痛感し、ブログを始めた訳を書こうと思った次第です。 ブログを始めてからというもの、私の情報を頼りに海外の事務所の所属が決まったというメッセージを数名のモデルさんからいただいたり、モデルではない方からも「海外生活頑張ります!」や、「私も目標に向かって頑張ります!」とメッセージが届いたりしました。 所属が決まったのは他でもないその方々の努力の成果なのですが、私のブログが少しでも人様の役に立てかと思うと、本当に嬉しいし、勇気をだしてブログを始めてよかったなと思います。 これからも海外を目指すモデルの方や、日々頑張っている方々のために、役立つ情報や、海外の情報をたまにはお遊びも含めつつ届けていけたらなと思う所存です。 今もまだまだブログに慣れていなくて、内容がわかりにくかったり、更新が頻繁に滞ったりしますが、いつも読んでくれる方々に感謝しています。 これからもどうぞよろしくお願いします。 誤字とか脱字があればこっそり教えてください。(小声) いつ見ても美しいミラノのドゥオーモ では〜、お風呂入って寝る! Ciao!!
【ミラノに来たら】アペリティーボという名の最強文化【試して欲しい】
ボンジョールノ!水だと思って1.5リットルのボトルを買ったら炭酸水だったという経験を3回しました、SHIZUKIです。 その内一回は、蓋を開けた瞬間にジョババババ〜と炭酸が溢れ出し、床が浸水いたしました。 aacqua naturaleと書いていたら水、frizzanteやgassataと書いていたら炭酸水だとさすがに学びました。イタリア語がわからないので、スーパーで買い物をする度に辞書とにらめっこしております。(遠い目) さて、本日はイタリアに来たら絶対試して欲しい、素敵なカルチャーを紹介したいと思います。 その名も、アペリティーボ -Aperitivo- アペリティーボとは、イタリア語で本来「食前酒」を意味しますが、実際は夕食の前に軽食を食べながらお酒を嗜むという意味で定着しています。 イタリアの夕食は遅く、20時〜21時を過ぎるので、その前に軽く一杯楽しみましょうということで広がった習慣だそう。所謂ハッピーアワーみたいなものです。 ただアペリティーボ発祥の地、ミラノでは軽食といっても、ドリンク一杯に対し、たくさんのおつまみがついてきたり、ブュッフェスタイルで好きなだけ料理を食べれたりと本当にお得感満載。 本当はお酒が好きな私は、ミラノに来たら絶対アペリティーボしたい!と意気込んでいたのですが、仕事柄、普段はお酒は節制しており(すごく浮腫んでしまう&食欲が増してしまうため)、ミラノでもずっと行くタイミングがなかったのです。 ですが金曜日の晩、翌日が休みだと判明したため、日本人モデル4人で念願のアペリティーボに行ってまいりました。 今回はミラノのグルメ事情に精通しているRちゃんにキャスティング終わりの場所から近いところを選んでもらい、センピオーネ広場の向かいにある "BhangraBar" というバールに行きました。 アペリティーボの時間帯は店によって異なりますが、だいたい18時から始まり、夕食が始まる21時頃に終わります。 "BhangraBar"のアペリティーボは18時から始まるのですが、私たちがお店についたのは17:45。15分のフライングをしましたが、すんなり中に入れてくれました。 店内に入るとそこに待ち構えていたのは、これでもかという程の食べ物たち。 ピザやパスタ、チーズやハムはもちろん、デザートも盛りだくさん。 これらがドリンク一杯のお値段についてきます。店にもよりますが、値段の相場は€6~15ほど。 こちらのお店は、ドリンク単品は約€8で、ブュッフェ付なら€12でした。ワインやビール、様々なカクテルから選べます。 ワンドリンクとこれだけの料理を食べ放題で€12… €12は現在のレートだと、約1,500円。 控えめに言っても、最高。 とりあえず乾杯もそこそこにお皿を掴み、店内を駆け巡るモデル4人。店内は一瞬で戦場と化す。 €12だし、料理のクオリティーは低いんじゃない?と思いますよね? いえ、お味も満足でした。お店がアジア系なのか中華風の炒め物やカレーなどもあって、イタリア料理以外も楽しめます。小麦グルテン大国イタリアで食べるお米は染みる。 カクテルも美味しかったです。アルコールがきちんと強め。 テラス席も雰囲気良し。 お店は金曜日の夜だからか、19時くらいにはほぼ埋まっていて、20時頃には列ができていました。 行くなら早い時間帯がよいかもしれません。 美味しいお酒と食事を楽しみながら、4人でたくさん話して、素敵な夜を過ごせました。 もうアペリティーボ様様です。(合掌) 他にもミラノにはたくさんのお店で独自のアペリティーボが楽しめるので、今後もタイミングがあれば、色々なお店に行ってみたいです。 特に運河沿いで有名なナヴィリオ地区はアペリティーボが盛んな場所らしいので、帰る前に必ず行こうと心に誓っております。はい。 ということでイタリアの素敵文化、アペリティーボの紹介でした。 イタリアは本当にご飯が美味しいので、体系を維持するのが大変です。 今日も誘惑に耐えながら頑張って生きております。 BhangraBar ■住所 Corso Sempione, 1, 20145, Milano MI ■電話番号 02 3493 4469 ■URL http://bhangrabar.it/ あー、毎日アペリティーボしたい。 では、Ciao~
ミラノに来て一週間。モデルのとある一日。
ミラノにきて約一週間と少しが過ぎた。 事務所まわりから契約、そしてそこからの怒涛の連日キャスティングからきている疲れのせいか、朝起きると身体が動かない。 この日のキャスティングは珍しく1本だけ。On time! Don’t miss it!とのことなので、何とか起きて、まずは顔のマッサージ。老廃物がたまっているのか激痛。 バスに乗って、某有名メゾンのキャスティングに向かう。 オフィスにつくと、メンズもいるが、珍しく人数が少ない。しかも、アジア人は私だけ。これはラッキーかもと思いながら、列らしきものに並んで待つ。 今回は全員フィッティングをして、写真をとるようだ。まだ世に出回っていない今期のコレクションのルックを着れることにわくわくしながら、その後待つこと1時間半。 次は私の番だなと思っていたが、何故だがクライアントが何人かのモデルを先にまわす。この時から嫌な予感はしていた。 そして、やっと私の番。 先に靴を履いてと言われたので、履くとそのまま写真を撮ろうとしている。 え?フィッティングしてないんやけど!?と動揺しながら、とりあえず写真を撮る。 そのまま「ありがとう!」と言われ、「え、おしまい?」と聞くと、「うん!バイバイ!」と言われた。 え、私だけフィッティングしてない… 約二週間前に日本を出て、ヨーロッパの事務所を歩きまわった。そして、ミラノの事務所と契約直後から、アパートを探しながら、連日の長蛇のキャスティングをこなしてきた。 何もかもが手探りの毎日。私生活でもイタリア語がわからなくて不自由ばかりだ。 事務所が決まって、この場にいれることには本当に感謝しているので、前向きに頑張ってきたが、この二週間分の身体の疲れがダイレクトにメンタルにきた模様。 何ともないと思っていたが、色々とたまっていたものがその時に爆発した。 もうなんやねん!!! 悔しさや不安、惨めな気持ちなど色んな感情が混ざり合う。 理由はいつもわからない。もしかしたらアジア人はいらなかったのかもしれない。ブランドのイメージじゃなかったのかもしれない。 こういうのは合うか合わないかの問題だと思うようにはしているのだが、ただあまりにも露骨にNOを示されると、やはり落ち込む。 ただそんな状況でもいつ追加のキャスティングがはいるかわからないので、夜までアパートには帰れない。 コーヒーでも飲んで、気持ちを落ちつかせようと、近場のこじんまりしたカフェに入る。 カプチーノをテイクアウトでオーダーして、カウンターで項垂れながら待っていると、カフェのオーナーらしき人が私とその横にいた男性に、コーヒー味のアイスのようなものを器に入れて差し出してきた。 イタリア語で何か言ってくる。英語は通じない。 隣の男性がグラッツェと言って食べ始めている。 どうやらサービスのようなので、グラッツェと言って、一口食べてみる。 甘い。美味しい。 甘さが体の奥に染みていくのがわかった。オーナーは食べ終わるのを笑顔で見守っている。 こういう時にイタリア語が話せないのが悲しい。 その代わりにグラッツェと何度も言ってお店を出る。 去り際にオーナーが片言の英語で、Have a nice day! と言ってくれた。 その後、Duomoの近くまできたので、プラプラ歩いて時間を潰していると、「しづー!!!」と声が聞こえる。 疲れ過ぎてついに幻聴が聞こえるようになったかと思ったが、斜め前で同じ事務所の日本人モデルの友人が手を振っているではないか。 ミラノでばったり知り合いに会って、気持ちもあがる。 私の事務所には今、四人の日本人のモデルがいるのだが、もう一人の子とランチをするらしいので一緒に行くことに。 三人でランチをしていると一斉にメールがくる。追加キャスティングだ。 近場だったので、みんなで移動。早くついたので1時間も待たなくてすんだのだが、全員秒殺。 そこからみんなでミラノのスタバ Reserve Roastery の本店に行く。 中目黒の店舗はすごく混んでいるそうだが、ミラノではすぐに座れた。 美味しそうなピザやケーキ。たくさんの誘惑に目移りしながら、ご褒美にティラミスをシェアして食べる。 みんな体系維持のために普段から節制しているが、たまには甘いものでも食べなければやっていけない。 そして、キャスティングを終えたもう一人の日本人モデルの子も集まり、全員集合。 日頃の鬱憤を晴らすかのように、みんなで話し込む。 シンガポールにいた頃は日本人のモデルの子が同じ時期にいなかったので、この三人の存在はすごく有難い。 経験者の子たちの話を聞いてると、私だったら耐えられないわというような辛い経験をたくさんしている。 それでもみんな死に物狂いで努力をし続け、チャンスを掴んできた。本当に尊敬している。 三人とも揃いに揃って負けず嫌いで、努力家で、すごく優しい。 その内に辛いことがあってもいつも明るい1つ年下の子がいる。 その子の前回の滞在の時の苦労話を聞いた後に「よくそれでミラノに戻ってきたなぁ」と言うと、 「実はさ、ミラノにくる飛行機で手足が勝手に震えたの。もう辛かったこと全部忘れたって思ってたけど、トラウマって身体が覚えてんだね!」 とその子は笑って答えた。 あぁ、みんな戦ってるんだな、とその時思った。 一見キラキラして見えるモデルの世界。けれど、本当はすごくすごく熾烈な世界である。 何百人ものモデルが世界中からこのヨーロッパにチャンスを掴みにやってくる。 キャスティングなしでダイレクトブッキングをもらえるのは、トップの一握りのモデルだけで、その他大勢のモデルたちはどんな扱いを受けても、どれだけ劣悪な環境でキャスティングを待とうとも、じっと耐えて、チャンスを掴むその時を待つ。 昨日、列の一つ前に並んでいたモデルの子。すごく綺麗な子だった。顔もすごく小さくて、背も高い。まだ顔に幼さが残っていたので、16歳くらいだろう。 並びながらその子の足元をふと見ると、サンダルの隙間からたくさんの絆創膏が見えた。 血が滲んでいた。 そして、ウォーキングが終わるのを待たずにサンキューと言われ、またその絆創膏まみれの足で次のキャスティングに向かっていく姿を後ろからそっと見届けた。 自分なんてまだまだじゃないか。 帰りのバスで自分に言い聞かせる。 そうしてミラノの中心部から離れたアパートに帰宅。 明日には何が待っているかはわからない。 チャンスはいつくるのかもわからない。 だからこそ諦めたらおしまいなのだと、今日もせっせと身体と肌のメンテナンスをする。 今こうしてミラノにいて、こんな貴重な経験をできていることに感謝だなぁと思いながら、支えてくれている人たちの顔を一人一人ベットの中で思い浮かべる。 負けたくない。 何より、こんな弱い自分に負けたくないんだ、と強く思った。
実は今、ミラノにいます
お久しぶりでございます、SHIZUKIです。 タイトルを見て、驚かれたかたもいらっしゃるかもしれません。 そうです。実は今、ミラノにいます。いきなりすぎてみんなに驚かれます。 今回も自力でヨーロッパの事務所を探し、幸運にもミラノの事務所と契約を交わすことができました。 今は毎日ミラノ中を駆け巡りながらキャスティングをこなしております。 事務所に所属するに至るまでの経緯などは今後詳しく書けたらなぁと。 何しろ今はMFW -ミラノファッションウィーク- の真っ只中。毎日長蛇のキャスティングで疲労困憊なので、また落ち着いたらということで… ミラノには9月頭から滞在していて、今のところ後1か月ほどは留まろうと思っています。(アパートも後1か月分、契約しちゃったし) その間にミラノのマーケット事情や、イタリアでの生活模様、仕入れたモデル生情報などをみなさまに共有できれば…ということで、更新頑張ります!(毎回言っている) と、取り急ぎのご報告でした。 もしミラノに来る予定があるかたがいらしたら、是非ともお声かけください。 新たなブックとコンポジット では!Ciao!! P.S. イタリア語がわからなすぎて、生活がままなりません。勉強します。
海外でモデル活動をするためには英語が必要?
マイホーム大阪で生活を営んでいます、SHIZUKIです。
数億年ぶりの更新になってしまい申し訳ありません。大丈夫です、生きています。
さて、今回も海外でモデル活動をしたい人に送る記事となります。
日本に帰ってきてから、たくさんの人に海外でのモデル活動について聞かれました。実生活ではお会いしたことのない方々からもインスタグラムのDMが届いたり、ブログに直接メッセージが届いたり、私の情報が役立ったというお言葉をもらったりで、本当に嬉しい限りです。
しかし同時に、海外での活動に興味がある人がこんなにもいるのに、なぜ(特にシンガポールでは)あまり日本人モデルがいないのかと疑問を抱きました。
そこで質問してきてくれた方々の話を色々と聞いていくと、海外に挑戦するにあたって最大のネックがあるとのこと。そう、それは、
英 語 - え い ご -
でました。ENGLISH。言語の壁というやつでしょうか。やはり1番気になる点のようで、よく聞かれるんです。
「英語話せへんねんやけど、大丈夫かな!?」
これめっちゃ聞かれたんです。なので、今回はこのブログに自身の体験を通じて見出した個人的解答を書きます。それは、
「必ずしも流暢に話せる必要はありませんが、英語ができればできるほどチャンスの幅が広がると思います。」
です。
これは私がシンガポールの事務所に面接に行って、採用された時にマネージャーに言われた言葉でもあります。
「英語ができればできるほど、仕事のチャンスも増えるから頑張ってね!」と。
やはり海外ですから、英語は話せた方が良いですよね。
映像系のキャスティングもあるかもしれませんし、現場で指示わからなかったら困る場面もあるでしょう。
私自身も英語での演技を求められるCMのオーディションは大変苦戦いたしました。はい。
ただ、中にはあまり話せない人もいるんです。
ボディランゲージと簡単な英単語で乗り切るモデルさんも何人か見かけましたし、流暢に話せなくとも海外で活動している日本人のモデルさんはたくさんいます。
だから、英語ができないから絶対海外には行けない、なんて私は思いません。むしろ、それだけの理由で諦めてしまうのは勿体ないような気がします。
どんな分野でも言語の壁を乗り越え、活躍している人はいますよね。そして、最初はみんな話せないものです。私も初めて海外に出始めた10代の頃は、YES! NO! しか言えなかったです。でも今も無事に生きていますし、徐々に英語も話せるようになりました。
最初はみんなピンヒールで綺麗にランウェイウォーキングができないのと一緒なのかなと。
後は自身の性格やモデルとしての実力や経歴にもよるんじゃないでしょうか。
話せなくとも気にしない性格の人もいますし、話せなくともそれを上回る実力や経歴ないし、魅力でそのハンデを悠々と超えていく人もいますし…
そんなん私には無理!話せるようになるまで日本で勉強する!
という考えもありますが、話せるようになるまで何年もかかるくらいなら、事務所を探しながら、実践を通じて学んでいくという方法もあると思います。
機を熟すのを待つより、飛ぶこむ方が良いときもあるかなと。一回目の渡航で成功しようと思いすぎず、長い目で見て、まずは応募するのも良いのではと私は思います。(もちろん話せるようになるために自分なりに努力することは前提として。)
その最中で英語が原因で上手くいかないことがあれば、学習モチベーションもさらに高まるかも…?
言語はある程度のプレッシャーと実践の場が多い程、伸び率が高まるというのが個人的な意見です。
まあ、何はともあれ行動が大事。
できない理由を探し始めたら、キリがないものです。できること、挑戦したいという気持ちに焦点をあててまずは動く。そうすれば見えてくるものも違うと思います。
といった感じで、英語についてのお話しでした。
納得できる回答ではないかもしれませんが、自分に適した方法は何かしらあると思うので、試行錯誤を繰り返した末に良い道が見つかることを願っています。
英語といっても所詮は、人と人とのコミュニケーションやしなぁ。目と目を合わせれば後は気持ちでいけるいける~
というくらい気楽に捉えて私は生きております。
是非、参考にしないでください。
では、サラバダ〜
シンガポールのモデル事務所一覧
日本最高(特にご飯)、SHIZUKIです。
今回はシンガポールのモデル事務所を紹介をさせていただきます。
この記事がシンガポールでのモデル活動に挑戦したい方々のお役に立てば幸いです。
シンガポールのモデル事務所一覧
私が実際にキャスティングや仕事で会ったモデルたちが所属していた事務所のみを紹介させていただきます。つまり、案件の内容は違えど、きちんと仕事の斡旋をしているという確証が(私の中で)ある事務所のみをリストアップしています。
- MANNEQUIN
- AVE. Management
- Looque
- Basic Models
- NOW Model Management
- NU Models
- Upfront Models
- DIVA Models
MANNEQUIN
シンガポールで大手のモデル事務所です。シンガポールで一番規模の大きな事務所だといわれています。世界中のモデルが所属していますが、コケージャンが多い印象。アジア人モデルもいますが、割合は低そうです。所属モデルの質は高く、所属するのは難関だといえるでしょう。MANNEQUINの事務所とモデルアパートメントが私の事務所のモデルアパート(オーチャード付近)から近かったので、家の周りでMANNEQUINのモデルさんを頻繁に見かけました。アパートにはプールやジムも完備しているそうです。キャスティングの斡旋量はモデルによって異なりますが、平均して多いらしい。ハイファッション中心。
MANNEQUIN | MANNEQUIN
AVE. Management
大手のモデル事務所です。アジア人も所属しています。キャスティングで仲良くなったメンズモデルの子に聞いたところが、ローカル(シンガポール人)のメンズモデルは自分だけだと言っていたので、インターナショナルモデルを中心に契約している模様。モデルアパートはありますが、中心部から離れているのでアクセスが良くないらしい(アパートがいくつあるかわからないので、その子が住んでいたアパートだけかも)。扱っている案件はハイファッションの仕事が中心で、広告やCMの仕事のキャスティングは少なめだとアジア人のモデルさんが言っていました。所属するのが困難な事務所の1つでもあります。
Ave Management
Looque
コケージャンが多い印象。ローカルのモデルさんが、ローカルのモデルが少ないと言っていました。モデルアパートメントはロバートソンキーというシンガポールの中心部にあり、ジムとプールを完備。ハイファッションの仕事が多めで、小さい規模のキャスティングにはあまり参加していなかった印象。
Looque
Basic Models
ローカルのモデルが多い印象。オープンキャスティングはほぼシンガポール人ばかりでした。なぜならオープンキャスティングで所属が決まったモデルは、数か月間のトレーニングを受けるというシステムを設けており、長期滞在ができるVISAを持っていないインターナショナルモデルはその条件を満たせないからです。(推測です。)インターナショナルの採用枠がどうなっているのかは、直接連絡して聞いてみてください。案件は幅広く扱っているようでした。
Singapore Models & Artistes Management | Basic Models
NOW Model Management
比較的新しい事務所。アジア人、ローカルのモデルが多い印象。仕事の斡旋内容はモデルによって異なるみたいですが、幅広そうです。
NOW Model Management
NU Models
私が所属する事務所です。インターナショナル部門とローカル部門にわかれています。キャスティング内容は幅広いけれど、アジア人は広告やCMなどが多め。ハイファッションのショーや雑誌のキャスティングも数は多くありませんが、斡旋しています。ただそれらのキャスティングも書類が通過しないと受けることができないので、どのようなキャスティングを受けることができるかはモデルの実力と見た目の特徴によって決まります。モデルアパートメントはオーチャード付近のアクセスが良い場所にあります。事務所はアットホームな雰囲気で、ブッカーは優しいです。
NU
Upfront Models
あまりキャスティングで見なかったので情報が集まっておりませんが、この事務所からきているモデルさんはコケージャンが多い印象でした。(時期的なものかもしれません。)
Upfront Models and Production - Singapore Model Agency
DIVA Models
たまにキャスティングで見かけました。アジア人が多い印象。ローカルモデルもいます。事務所のアパートに併設された部屋に滞在することができると関係者の方が言っていました。ハイファッションのキャスティングは多くなさそう。規模は小さいみたいです。
Diva Models Singapore
以上、8件の事務所を紹介させていただきました。
検索をかけると他にも幾つかの事務所が見つかりましたが、キャスティングや仕事で見かけなかったので省いてます。(きちんと運営しているか確信がないため。)
もし上記の事務所以外で、気になる事務所がある場合は直接連絡して問い合わせてみてください。
渡航費や、アパートメント費用、ポケットマネー(滞在中のお小遣いのようなもの)の額や有無は各事務所、各モデルによって異なります。自分で契約する場合は、契約書にサインをする前にそれらの条件を確認しておきましょう。そして、もし契約内容に納得いかない点があれば、事前に交渉するのも大切だと思います。
そして応募する前にはそれぞれの事務所のHPやインスタグラムなどを通じて事務所のカラーを把握し、自分のニーズと照らし合わせてみてください。わからないことは、直接事務所に聞くか、事務所の内部事情に詳しい関係者に聞いてみるのもアリかと。情報は大事。
こちらの記事に事務所の情報の集め方を載せています↓
これらの情報は私が現地で直接見たことや、他の事務所のモデルさんに聞いた話で構成されており、100パーセント正しいわけではありません。
やはり内部事情は外から見えないことが多いですし、情報は日々古くなっていくものなので、自分で最新の情報を集める作業は必要だと思います。あくまで参考程度にしてください。
以上、シンガポールのモデル事務所のご紹介でした。
みなさんが自分にとって最適な事務所に所属できることを願っています。
祈、良縁成就。
では、sarabada!
日本に帰ってきました
冬服を持って行っていなかったので急いでIONでパーカーを買って、日本に舞い戻ってまいりました、SHIZUKIです。
日本に帰ってきて最初に思ったこと、それは...
寒っっ!!!!
です。
帰国前は何かとイベント(冷蔵庫にある食材消費とか、お別れ会とか、食材消費とか)があり、バタついていました。最後の最後まで資料撮りを組んでくれたブッカーのみなさんには感謝しかありません。
そんな感じで帰国日が決まってからは、あれよあれよと時が過ぎ去っていき、気が付くとチャンギ空港にいました。
正直、未だに日本に帰ってきたという実感はありません。ついこの間までシンガポールでタンクトップ一枚で過ごしていたのに。なんだか夢のような3ヶ月だったなぁと思います。
しかし、体感的には1年ほどシンガポールで過ごしていたように感じられました。日本にいた人たちからすると、あっという間の3ヶ月だったらしいのですが。
完全に浦島太郎気分です。
そう言えば、シンガポールを去る前日に、お世話になった先輩方が集まってくれました。その内の御二方は体調が優れなかったのですが、最後まで一緒に全力で騒いでくれました。
その上、当日は朝早かったのにも関わらず、空港まで車で送ってくれることに。しかし、外は運転するのも難しいくらいの大雨。それでも先輩は「行くで!」と言って、駐車場に車を取りに行ってくれました。
自分の雨女ぶりにため息をつきながら、もう一人の先輩と雨の中で待っていると、「SHIZUKIが帰るのが寂しくて、シンガポールが泣いてるね~」と先輩が呟きました。
寂しくて泣いてる?
雨をそんな風に捉えたことがなかったので、正直少し驚きました。そこで車内で、運転中の先輩に「この雨、どう思います?」と聞いたのです。
すると、先輩は「シンガポール泣いてるなぁ〜」と、同じことを言いました。
事あるごとに雨が降る、超絶雨女の私は雨が嫌いです。
その日の朝も、なぜ最終日に雨が降るのかと鬱々としていました。けれど、そんな風に雨を捉えて、窓の外を眺めていたら、なんだか幸せな気分になれたのです。
その時に、あぁ、シンガポールに来てよかったなぁと心の底から思いました。
泣いてるとか泣いてないとか、その捉え方が正しいとか正しくないとか、そんなことはどうでも良くて。
そんな風に世界を捉え、同じように幸せな気持ちで雨を眺めているこの人たちと出会えて、同じ時を共に過ごせた自分は幸せ者だなぁと思ったのです。いつだって自分の幸せは自分で決めるものなんだと。
初めてのインターナショナルマーケットの挑戦場所をシンガポールにして良かった。そう思います。
シンガポールで関わった全ての人たちに感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございました。
帰国しましたが、これからもモデル活動は続けていきますし、ブログでも引き続きシンガポールのモデル事情を発信していこうと思います。
そして、実は次回のシンガポール渡航が既に決定しているので、それまでのことも徐々に書いていこうかと。
とりあえず暫くは美味しい日本食を満喫して、次回の渡航に向けた準備を行っていきたいと思います。
事務所にて。顔がパンパンですが、良き思い出です。
では、シンガポールで出会った全ての人に感謝を込めて。
Sarabada! Singapore!
【海外でモデル活動】シンガポールでの二ヶ月間 -2- 【思ふこと】
シンガポールを11月17日に発つことが決定しました、SHIZUKIです。
シンガポールを離れることを考えると既にセンチメンタルジャーニーですが、とりあえず帰ったら美味しい日本食をこれでもかというほど食べたいです。はい。
さて、前回に引き続きまして、シンガポール滞在二ヶ月目で思った超個人的な感想をただただ書き連ねていきます。もはや帰国寸前ですが、アタシ、そんなことは気にしない。
前回の記事を先に読んでね~↓
では、さっそく書いていきます。
シンガポール滞在二ヶ月目で思ったこと
前回の記事では、
行動力:MAKE ACTIONの重要性
許容力: CAPACITYを広げる
の二点を自分が思う成長点として挙げました。
では、その他の成長点を書いていきます。
3: 交渉力: ENGLISHという名のツール
海外の事務所に所属するにあたって、マザーエージェンシーの後ろ盾がない私は、契約に関することから全ての取り決めを己の力でこなさないといけません。契約書を日本語に訳し、日本の事務所のマネージャーや知り合いの弁護士のかたに確認してもらうなどの下準備や、渡航の手配も全て自分で行いました。
しかし、そのように念入りに準備をしていったのにも関わらず、渡航した後に浮上した問題は数え切れず。その度に言いたいことを事前に英語でまとめては、マネージャーと話し合いを行ってきました。
そして、渡航直後はマネージャーが資料撮りを全く組んでくれなかったので(こちらでは事務所が資料撮りを組むのがデフォ)、インスタグラムや紹介を通じてフォトグラファーに自分で直接交渉することに。
まずはフォトグラファーに送るメッセージを自分で書いてはみたものの、何かが違う。私のような謎の日本人モデルと撮影したいと思ってもらえるな表現が上手く書けなかったのです。そこで、こちらで長年働いている先輩にその文章を見せて相談すると、先輩は「これはあかんわ~。」と一喝し、スラスラと書き直してくれました。
そうして先輩に添削してもらったメッセージは、もはや別物でした。所々に散りばめられた何ともキャッチーで粋な言い回しの所以か、全体にイケイケ感が漂っているではありませんか。そう、溢れ出すこの子と資料撮りしたら楽しいやろうな感。私が書いた論文のようなお堅いメッセージとの違いたるや。例えるなら、松葉蟹とカニカマくらい違いました。
そして、己の乏しき交渉スキルと英会話力を再認識した私は、周りの人々に助けてもらいながら、英語でのアプローチ方法を積極的に学ぶようになりました。そうして試行錯誤を繰り返したおかげで、心優しきフォトグラファーさんたちとの資料撮りが実現し、最終的には事務所にも資料撮りをアレンジしてもらえるようになるまで成長。
ついには当初予想していた数を遥かに越える、約10回もの資料撮りを行うことができましたとさ。ホッ。
Photographed by Melbin.
そうした経験の中で個人的に何かを交渉する際に重要だと思ったのは、以下の二点。
相手が求めているものをよく理解すること
それに対し自分が何ができるかを示すこと
まぁ、これらは極当たり前のことなんですが、当初の私は一方的な要求をしていたり、謙遜して自分ができることをきちんと伝えられていなかったりと、散々な状態でした。しかもそれを英語で行うとなると苦戦を強いられたのです。
伝え方として気をつけていたのはシンプル&ナイス。相手に対するリスペクトは忘れず、簡潔に用件を伝える。交渉といっても人と人との対話であると個人的に思っていたので、良い信頼関係を築けるように誠実さをモットーに行っていました。後はとにかく場数を踏みました。
そしてこの経験から改めて思ったこと。
それは、英語そのものを学ぶことを目標にするより、英語を使って何かを成し遂げることを目標にするほうが伸びる速度が断然早いということです。
私は教科書で学んだ英単語やフレーズなんて秒で忘れるくらい脳の容量が小さいのですが、そんな私でも実体験を通じて学んだ英語はなかなか忘れません。この二ヶ月での英会話力の成長速度は日本にいた頃とは比べ物になりませんし、英語そのものに関する知識だけではなく、英語を使ってのコミュニケーション能力が大きく飛躍したと思います。仕事に関する幾度とない話し合いを通じて、英語特有の言い回しや表現を学ぶこともできました。
といっても、自分の英会話力はまだまだポンコツレベルなので、今後も英語を使う機会をきちんと設けて、イケイケ感が溢れる英語を学び続けていきたいと思います。
4. 結局は出会いありき
これは何かしらのスキルとは言えないのですが、こっちにきて総じて思ったことは、「出会いが全てやな」です。
シンガポールに来てから、本当にたくさんの出会いがありました。出会いと言っても、人だけじゃなく、物や場所、全てを含めて、どれも日本じゃなかなか巡り会わなかったであろう出会いばかりでした。
それらの出会いで自分自身や、自分の人生が大きく変わり、新たに形成されていく感覚を大いに味わった二ヶ月間でした。
シンガポールに来てよかった、と思えるのは、全ての出会いのおかげです。たくさんの人に助けていただき、たくさんのことを学ばせていただき、人としてもモデルとしても成長させてもらいました。出会い無くしてはここまで成長することはできなかったでしょう。
そして今こうしてシンガポールで過ごせているのも、日本にいる家族や友人、恩師、事務所のマネージャーにサポートしてもらっているおかげであることも日々感じています。シンガポールでの出会い、日本での出会い、全てが繋がって今の自分があるんだな、と。
出会いに対する感度や、出会いを繋いでいく力を意識して、それらを大切にしていく姿勢を強めた二ヶ月間でした。これからもたくさんの出会いを紡ぎながら、感謝の気持ちを忘れずに活動していきたいと思います。
以上の四点が現在感じている、この二ヶ月間での成長点です。
四点に分けましたが、実際はそれ以外の能力も全てが繋がっていて、全部を共に伸ばしていくような感覚でした。行動するためには決断力や、挑戦していく姿勢が大事ですし、許容力は問題処理能力や耐性とも言えるでしょう。そして、それらは出会った人たちの手助けなしでは得られなかったでしょうし、人と繋がっていくためには英語が必要です。
そのように全てが繋がり、相乗効果を成したおかげで、同時に様々な能力を伸ばすことができました。
始めはどうなるか全く予想がつかなかった、シンガポールでのモデル修行ですが、このように充実した二ヶ月間を過ごせたことに感謝。
といっても、まだまだ至らない点が多く、モデルとしても人としても、やるべきことが山ほど目の前に突きつけられているのが現実です。気付いた課題はこれから一つ一つ改善していきたいと思います。
以上、【海外でモデル活動】シンガポールでの二ヶ月間 -2- 【思ふこと】でした。
記録としてまとめてみましたが、書きながらたくさんのことがが思い出されました。感慨深い。
残り1ヶ月(いや、帰国寸前やん。とか言わないで)、悔いのなきよう、やるべきことを毎日全力でやっていきます。シンガポールという、この素晴らしき土地に感謝です。
シェイシェイニ~
では、また次回!
Sarabada!
【海外でモデル活動】シンガポールでの二ヶ月間【思ふこと】
River ValleyからEast Coastに先月引越ししました、潮風を感じながら暮らしています、SHIZUKIです。
当日決定、当日決行だったので、River Valleyに別れを告げる間もなく、気が付けば東海岸の人間になっていました。モデルアパートでのたくさんの(苦い)思い出については今後書きたいと思います。本当に成長させていただきました。ありがとう、リバーバレー。
さて、今回はシンガポールにモデル修行として来てからの二ヶ月間を振り返って思ったこと、感じたことをまとめてみます。遅筆がすぎまして、もはや二ヶ月半が経とうとしていますが、それはそれで良しとましょう(?)
当初は一ヶ月で帰ってもおかしくはない心持であったのにも関わらず、気が付けばVISAを延長し、三ヶ月目に突入している今現在。
延長した理由はたくさんあるのですが、この二ヶ月間で学び、成長する機会が非常に多かったこと、そしてその機会が同じ形で巡ってくることはおそらくないであろうことが決定打になりました。
それくらいこの二ヶ月はとんでもなく濃かった。
そう、濃度550%くらい。(盛った)
そこで今回、この二ヶ月間に思ったことをつらつら、まとまりなく書いていくだけの記事を書こうではないかと思ったしだいです。
いつか振り返ったときのために、今自分が思うことを素直に書いてみます。個人的な感想なので、そんな感じだったのね、くらいの感覚で読んでください。
※思った以上に長くなったので、二部に分けます。
シンガポール滞在二ヶ月目で思ったこと
Courage to change things I can;
And wisdom to know the difference.
Serenity Prayer / Reinhold Niebuhr (1892-1971)
上記は「ニーバーの祈り」という、アメリカの神学者ラインホルンド・ニーバーが書いた言葉の一節です。
大学の卒業式の日に学部長が卒業生である私たちに贈ってくれたこの言葉。そしてこの言葉が幾度となく思い出された二ヶ月間でした。
変えられないもの(例:自分の人種や過去)を受け入れる心の静寂、変えられるもの(例:自分の置かれている環境や未来)を変える勇気、そしてその両者を見極める英知。
困難に出くわす度に、その全てが自分には足りないと何度思ったことか。
それくらいこの二ヶ月間は様々な出来事があり、体感的には半年くらいの長さに感じられました。それは自分自身や自分を取り囲む環境(場所や人間関係など)が大きく変化したからだと思います。そしてそれに伴い、成長スピードが加速しているのを実感。
成長速度、早送りしてるんちゃうの?
と思ったくらいに。(真剣)
そこで自分がどういった部分で成長したのかを振り返ってまとめてみました。
1. 行動力: MAKE ACTIONの重要性
シンガポールに来て思ったこと。それは、シンガポール人(特に私のマネージャーたち)はたとえ仕事であっても基本的に適当であるということ。やるやる詐欺を頻繁にはたらき、「Arranging~(調整中だよ~)」の言葉を信じて任せると、その案件は一生調整中となり、実現することはないということ。
日本の事務所のような手厚いサポート体制を期待していた当初の私は、彼らに一任して大人しく指示に従っていました。しかし、そのせいで痛い目に何度か会い、今では自分のことは自分でやるようにしています。自分でできないことに関しては、確実な証拠を得て、幾度となくマネージャーを「はよ!はよ!」とプッシュして実現させます。証拠がないと「聞いてないよ~言ってないよ~」と言われてしまうので。
今では資料撮りの手配から、VISAの延長の手続き、仕事のスケジュール確認なども全て自分でこなしています。
シンガポールで初めて撮った資料 Photo by IAN CHANG
予想してなかった事態は仕事だけではなく、日常生活(例:モデルアパートメントの環境が滅茶苦茶だった)でも多発し、そのなかで学んだことは”人に期待してはいけない”ということです。
これは誰かが自分のために何かをしてくれるだろうと期待するのではなく、自分が起こす行動こそが全てで、そこをコントロールすることだけに集中するということです。そして今の現状は今まで自分が起こしてきた行動の結果でしかないということも身を持って学びました。
他力本願ではなく、自力本願。チャンスなんて何もせず指をくわえて待っていてもやってきません。
それを痛感してからというもの、仕事でも日常生活でも思い立ったら即行動を心がけ、他の人が薦めてくれた物や場所はすぐに試し、フィードバックを返すようにしています。ブログもそうですし、今まで読んでなかったジャンルの本、行かなかった場所、食べる気がしなかったものも考える前に試す。色々な人に会って話してみる。無理だと思う前に何でも行動に移してみる。
すると今まで感じたことのない感情を知ったり、異業種の人たちから新たなことを学んだり、叶わないと思っていたことが実現したりと、本当にたくさんのことが起こりました。
仕事でも思いがけないチャンスが巡ってくるようになりました。そしてまだ詳しくは書けませんが、人生の大きな転機を迎えることにもなりました。
行動することの重要性は以前から認識していたつもりですが、難癖をつけて行動を制限していましたし、行動に移すまでに時間がかかりすぎていたと思います。
今後はその反省を生かし、どんどん迅速に行動していこうと思います。
2. 許容力: CAPACITYを広げる
上記のように、海外では予想もしないことが多発します。それらに対していちいち目くじらを立てていては精神衛生上良くありません。
シンガポールは様々な文化や人種が交じり合った国です。モデルの世界だって世界各国から様々な人種のモデルが集まっています。
私が当初に住んでいたモデルアパートはその縮図のような環境で、ロシアやウクライナ、ヨーロッパの国々から来たモデルたちが1つ屋根の下で暮らしていました。始めは何故そんなこともできないのか、何故そんなことをするのかということの連続で、頻繁に苛立っていました。そして事務所には当初の話とは異なった対応をされ、契約書を片手に定期的に話し合う羽目に。
そんな状況のなかでも、ボディメイキングに励み、キャスティングを駆けずり回り、疲れて帰っては、他のモデルたちに荒らされたアパートを掃除をする日々を送りました。けれども仕事は上手くいかない。
世界のレベルを目の前に、モデルとしても人としても自分の無力さを感じる毎日を過ごしていました。
そうして一ヶ月を目前にしたある朝、体を起こそうとしても起こせない事態が発生しました。体は寒いのに、手足の汗が止まらない。興奮状態になったと思ったら、急に体がだるくなるなどの症状が続き、自分の自律神経が大きく乱れていることに気が付きました。おそらく知らぬ間にストレスをためていたことと、大幅な体重の減量と環境の変化が原因だったと思います。
けれどもキャスティングには行かなければいけないし、海外で後ろ盾がない私を誰も助けてはくれません。
そしてある夜、誰もいない公園でウォーキングをしていると涙が溢れてきて、大声を上げてワンワンと子供のように泣いてしまいました。この歳にもなってそんなことをするのかと自分でもびっくりしましたが、色々と溜まっていたものが爆発したのでしょう。
今考えるとその時の私は1つ1つのことに対して過剰反応をし、感情で物事を捉えすぎていたのだと思います。そして何事にも期待値を高く設定しすぎていました。何事も思い通りにいかなくて当たり前くらいに捉えておくべきだったんですね。真っ向勝負をしすぎていました。
その後は自分の悪しき思考を改め、起こったことに感情で反応するのではなく、冷静に事実を洗い出し、どう対策を練るかという姿勢でみるようにしました。そしてどうにもならないことに関しては、「まっ、そんなもんでしょ」と流しまくる。
その訓練を繰り返したおかげで、その後は他の人やモデルのことも気にならなくなり、何かあっても「はーい、そうきたのね、オケラ~☆」くらいに大概のことは受け止められるように成長。自律神経も自然と整いました。
最悪のケースを想定し、不安になるのではなく、きちんと対策を事前に練っておくことも徐々にできるようになりました。そして予想外のアクシデントが起こったときは、「人生のネタを増やしてくれてありがと〜」くらいの緩さを発揮。
そうです、ハクナマタタです。
変えられるものは行動して変えていくこと、変えられないものはハクナマタタ精神で受け入れること、そして両者をしっかりと見極めること。これが随分とできるようになりました。
今ではほとんどのことでは感情が動かされないので、自分はロボット人間になったのかと最近ふと思いましたが、先日カップルだらけの映画館で"Star is born"を一人で見て号泣。
ちゃんと必要な感情は残ってるやーん、とホッとしましたとさ。
というか、ブラッドリー・クーパー様、かっこよすぎやしませんか?
ということで、今回は2つの成長点について書きました。
少し暗い話が多かったですが、同じくらい、いや、むしろそれ以上に幸せだと感じることが多いのでご心配なさらずに。今となってはどれも笑える思い出です。
さて、長くなりましたので、続きは次回、
【海外でモデル活動】シンガポールでの二ヶ月間【思ふこと】-2- にて、書かせていただきます。
アタシ更新ガンバル!
では、次回!
Sarabada!
インドネシア旅行記 -バリ島2日目-
父が日本人の友人の方と共に現在シンガポールに滞在中です、SHIZUKIです。
本日、父はシンガポールの友人と、こちらで合流したインドネシアの友人と共にセントーサ島でゴルフをしているようです。インターナショナルな友人がいる父ですが、英語はほとんど話せません。しかし、つたない英語でもきちんと笑いをとるところは流石です。
ローカルプレイス巡りが好きな父と私は、昨日私のお気に入りのホーカーセンターに行って食事を楽しみました。家族でセブ島に旅行に行ったときも父は早朝から一人ホテルを出て、トゥクトゥクをチャーターし、ローカルな場所を巡って現地のよくわからないご飯を食べていたなぁと、その時ふと思い出しました。
あの時は中学生でしたが、時が過ぎ、同じようなことをしている現在の私。血は争えないなと実感。
母が父に持たせた日本食の数々や、お守り、祖母からの手紙を受け取り、胸が熱くなった昨晩。
家族の絆やその在り方について考えさせられる今日この頃です。まさにBACK TO ROOTS。全てのルーツが今進むべき道を照らしてくれている気がします。
さて、しんみりモードで始まってしまいましたが、気持ちを切り替えて、インドネシア旅行記 -バリ島2日目- の記録をつづっていきましょう!
一日目はこちらから↓
翌日、目が覚めると喉がイガイガ。昨晩のお酒のせいかと思いましたが、今考えるともう既にヘイズに体が蝕まれていたのだと思います。(普通に風邪を引いた可能性もありますが)
ホテルでゆっくり朝食を取り、プールで泳ぎ、携帯の充電器のコードが壊れたので近くのモールに行くことに。モールバリギャラリア -Mall Bali Galeria- というショッピングモールで無事にコードを買い、手前にある免税店に立ち寄ってみました。
ティー・ギャラリア・バリ - T Galleria By DFS, Bali -
ギャラリアでは世界的人気ブランドの品が免税で買えます。
コスメも充実していました。空港より安いとDiorの店員さんが言っていましたが、本当かどうかは不明。
ここではブランド品だけではなく、お土産に最適なバリならではの雑貨や民芸品も取り揃えているとのこと。コスメコーナーを越え、時計やバックの売り場を越えた先に、お土産売り場があります。
このモニュメントが目印。鳳凰?
石鹸やお香などバリらしい雑貨がたくさんありました。バラ撒き土産を買うのには良いかもしれません。
私はリュック1つで旅立った身なので、これ以上荷物を増やせまいと、何も買うことなくさらっと見て楽しみましたとさ。
T Galleria By DFS, Bali
Jl. By Pass Ngurah Rai, Kuta, Kota Denpasar, Bali 80361, Indonasia
Open / 10am - 10pm
その後、先輩に頼まれていたルームディフューザーを買うために、スミニャック地区に向かいます。
スミニャックはショッピングやグルメで有名なおしゃれスポットです。まずは腹ごしらえをしようと歩き回ると、いい感じのメキシカンレストランを発見。
Lacalaca Cantina Mexicana
ドリンクにグアバピニャコラーダをMocktail(ノンアルコールカクテル)で作ってもらいました。
フードはチキンアボカドのタコスをオーダー。
やはりメキシカン料理好きだわ。
他にもオーダーしたかったのですが、お腹がいっぱいになったので諦めることに。
音楽や雰囲気も然ることながら、味やコスパも良かったです。夜に来たらより素敵なんだろうなぁ。
Lacalaca Cantina Mexicana
1 Jalan Drupadi, Seminyak 80361, Indonesia
822-4731-2218
https://www.lacalongtime.com/
引き続きスミニャックを探索。本当におしゃれすぎる。
インテリア、アパレル、雑貨、色々なショップが立ち並んでいます。
可愛い水着も売ってます。
バリゼン -Balizen-
このインテリア雑貨のお店がかわいすぎました。
デザイナーはアメリカ人の方だそうで、他にもクタ、ヌサドゥア、ウブトにも店舗があります。
ショップにはカフェ&バーも併設されています。
Balizen
Jalan Raya Basngkasa #40, Semiyak
https://balizenhome.com/
0361-738816
スミニャックを歩きながら写真を撮っていると、色んな人に"hello!"と声をかけられました。みんな撮ってくれと言わんばかりにポーズをしてくれます。
裏路地で遊ぶ子供たち。走りながら近づいて来てくれて、すっごい可愛かった。
お寺の前で自転車に乗る少女。この後、何枚もポージングをしてくれました。
お寺を撮っていると、ポーズをばっちり決めてフレームに入ってきてくれた女性。
撮った写真を見せるとみんな笑顔で"nice"や"Thank you"と言ってくれました。
だから好きなのよ、バリ。
残念ながらディフューザーは見つかりませんでしたが、スミニャックを満喫できてよかったです。次回はスーツケースを空の状態で持ってきて、買い漁りたいです。はい。
最後にBintang Supermarketに寄って、ボディケア用品やコピ・ルアックの珈琲などを買い、ホテルに戻りました。
晩御飯はどうしようかと調べていると、前回来たときに美味しいと思ったワルンが近くにあったのでそこに向かうことに。
このワルンは前回、近くに美味しい店はないかと現地の人に聞いた時に教えてもらいました。
Warung Segarrr
店内はたくさんの写真が飾られています。有名人なのか...?
ナシゴレン、海老のバター炒め、レモンティーをオーダー。やっぱり美味しい。
二年前に来たときのことを思い出し、一人で少しだけしんみりとしました。時の流れは早いものです。
Warung Segarrr Indonesian Chinese Food
Jl. Wana Segara no. 1C, Tuban, Kuta, Indonesia
+62 822-3740-2001
こうしてバリの最後の夜を終え、翌朝にはヘイズの症状が悪化し、苦しみながらデンパサール空港へ。
空港で爽やかな朝ごはんを食べて離陸。
そして入国審査を無事に通過し、シンガポールに帰りました。
インドネシアの5日間はあっという間で、もう少し滞在したかったくらいです。
バリ島に。
これからまた残り1ヶ月(最大2ヵ月まで伸ばす話がブッカーから出てきてはいますが)、シンガポールで頑張っていこうと思える、そんな休暇となりました。
おそらくバリ島には再び訪れると思いますが、次回は知人に会いにスラバヤにも行きたいなと思う次第です。
では、3部に分けてお送りしました、インドネシア旅行記はこれにて終了。
次回からは再びシンガポール事情をテーマに記事を書いていこうと思います。
では、インドネシアに感謝を込めて...
テリマカシー…(お辞儀)
Sarabada, Indonasia!
インドネシア旅行記 -バリ島1日目-
インドネシアのヘイズによって喉や鼻がやられて寝込んでいます、SHIZUKIです。
みなさんもシンガポールやマレーシア、インドネシア等に行くときはヘイズにお気を付けください。
ヘイズ(haze)とは?↓
さて、今回はバリ島の旅行記です。
前回の記事↓
インドネシア旅行記 -ジャカルタの洗礼編- - BACK TO ROOTS
ジャカルタの空港で3時間半待たされ、バリ島に着いたのは夜遅くでした。その日はクタにあるホテルですぐ就寝。翌日は朝からホテルのモーニングビュッフェを楽しみます。
あーバリ島に来たなぁと実感。
その後ホテルのプールへ。
プールには私と外国人の子供が一人だけ。始めはゆっくり泳いでいたのですが、だんだん楽しくなってきて最後は全力で泳いでしまいました。全力でクロールや平泳ぎをする背の高いアジア人(私)をその子供は怪訝な目で見つめていましたが、アタシそんなの全然気にしない。
その後、美味しいナシチャンプルが食べれると噂の人気のワルン(インドネシア語でローカルな食堂のことを意味します)に向かいます。それがこのお店。
ワルンインドネシア -WARUNG INDONASIA-
目的はナシチャンプルなので、店の奥のショーケースに向かいます。
色々あって迷う…
ちなみにナシチャンプルとは並んだおかずのなかから好きなものを選んで、ご飯を盛ったお皿に乗せるインドネシアおよびその周辺地域の料理のことを言います。「ナシチャンプルをください」と言うと、お兄さんがお皿を持ってスタンバイしてくれるので、後は食べたいものを指差して伝えていくだけです。
そうしてMYナシチャンプルの完成です。
頼んだおかず全部が美味しく、日本人の口に合う味付けでした。頼みすぎかなと思いましたが、余裕で完食。
写真はないですが、飲み物はウォータメロンジュースを頼みました。これまたびっくりするくらい美味しかった。両方で50,000RP(約370円)。もはや恐ろしい。
ここは本当におススメです。ナシゴレンの他にも様々なインドネシア料理があったので、バリ島でローカルの食事を楽しみたい際には是非訪ねてみてください。
Warung Indonasia
JI Popies Lane ll, Gg. Ronta, Kuta, Kabupaten Badung, Bali 80361 Indonasia
Open / 10am - 12am
そしてバリ島といえばビーチですよね。
前回クタビーチやスミニャックビーチには行ったので、今回はもっと観光客向けではない静かなで綺麗なビーチで夕日を見たいと思い、現地の人に調査をしました。
するとローカルの人たちが口を揃えてすすめるのが
パンダワビーチ -Pandawa Beach-
Googleで検索してみると、バリ旅行に関する有名なブログでもおススメされているではありませんか。
これは行くしかないと思い、またしてもGRABでバイクタクシーを捕まえてクタから約40分。
着きました、パンダワビーチ。
めっちゃ水綺麗ですやん。
残念ながら立地的な問題で夕日は見れませんでしたが、綺麗な空と海に癒されました。
ビーチ周りには飲食店や、パラソルなどもあるのでゆっくり過ごせます。
ですが夜の19時までには閉まり、タクシーなどは無くなりますので、車をチャーターするか早めの時間に行く方が良いかもしれません。
その後クタに戻り、夜ご飯を食べに行きます。
ワルンインドネシアの近くにあるギリシャ料理のお店へ。雰囲気が良かったのでフラっと入ってみました。
ビンタンビールとギリシャサラダ。
ミートボール的なやつ。サイドはマッシュポテトかライスかフライドポテトを選べます。しかし、この日はフライドポテトしかないと言われました。フライドポテトはいらなかったので、ピタパンに変えてもらうことに。
これで100,000Rp(約750円)。
他にもたくさんのギリシャ料理がありました。
Warung Souvlaki
Jalan Poppies Lane 2 , Gang Bedugu
Open / 8:00am - 23:00pm
その後、飲みたい気分になって周りを散策。
近くにあったルーフトップバーに入り、軽く嗜むつもりが結局数時間楽しんでしまいました。
待って、お一人様楽しみすぎちゃうか。
やはりバリ島の雰囲気が好きだなぁと思いながら、良い気分でホテルに帰って就寝。
バリ島は自然の偉大さや、人の温かみを感じられる良き場所です。みんな笑顔で話しかけてくれるので、1人でも充分に楽しめると思います。
そんな感じでバリ島の1日目(正確には2日目)が幕を閉じました。いやー、書いてて思いますが、バリ島いいですね。(バリ島の回し者ではありません)
嗚呼、また「神様はバリにいる」見たくなってきた…
待って、ジャカルタ編との熱量の差。
では次回、インドネシア旅行記 -バリ島2日目-にて。
Sarabadesu.
インドネシア旅行記 -ジャカルタの洗礼編-
母からブログを更新しなさいよとLINEで御達しがありました、はいお母様、
ということでSHIZUKI in Indonasiaです。
Q: さて、何故私は現在インドネシアにいるのか。
A: シンガポール滞在の延長が決定したからです。
ですがビザは2ヶ月できれてしまうので、一度国外に出て戻ってくるという何ともグレーな方法で約1ヶ月延長することになりました。なお、シンガポールではどこのモデル事務所も延長の際はこの方法を使っている模様。
理由は同時進行で執筆中の2ヶ月間の総まとめ記事で書きます。(遅筆すぎて泣ける)
というわけで、ビザを延長するために5日間は国外に出なければいけないのですが、問題は何処に行くかなんですよね。何せ東南アジアのハブであるシンガポールは何処に行くのも安くて近い。タイ、マレーシア、ベトナムあたりも考えたのですが、結局インドネシアに決めました。
何故ならバリ島でゆっくりしたかったから。
実は2年ほど前にバリ島に行ったことがあるですが、それ以来私はバリLOVER、バリ島崇拝者です。バリが恋しすぎて「神様はバリにいる」という映画を旅行後に見て泣きました。良き映画なので是非。
前回は約1週間滞在して色々な場所をまわったので、今回5日間滞在するのは長いかなと考え、始めの2日間はジャカルタに行くことにしました。
しかし仕事のスケジュールが直前まで定まらず、航空券を買ったのは3日前、ホテルの予約は前日にとりました。いえ、私はいつもギリギリで生きていたくはありません。
そうして無事に10/13〜10/18のインドネシア旅行が始まりました。しかし出発の当日は早朝から撮影があり、帰ってから急いで荷造りを済まし、チャンギー空港に着いた頃にはもう既にクタクタ。
ジャンキーなものが食べたすぎて、テキサスチキンを頬張る。
ジャカルタまでは1時間半ほどのフライトで、スカルノハッタ空港に着いたら既に23時でした。
サクッとホテルに行けると思っていましたが、そう上手くはいかなかないのが人生。
【理由】
ATMでお金を下そうとしても機械が正常に作動せず、4台目でやっと下ろせた。
空港内ではGRAB(タクシー配車アプリ)を使うことができなかった。そして客引きのタクシーが多すぎて、それを無視しながら正規タクシーを見つけるまでに時間がかかった。
これはかなりのタイムロス。やっとこさタクシーに乗り空港近くのホテルに着いたら、運転手にメーター額以外の空港特別料金を請求される始末。
なにそれ、聞いてませんで。と軽く言いましたが、おじちゃんは頑固そうな顔をしているし(?)、大した額ではなかったので、疲れ切っていた私はさっさと払って下車。
ホテルに着いたのは1時頃だったと思います。そしてチェックインをしようとしたら、レセプターがまさかの一言。
「あなたのお名前でのご予約はございません。」
え?なにいうてますのん?
もうこれ以上のタイムロスやめてぇぇ〜と内心叫びながら、予約表を見せて淡々と説明する。
その間、何故か後ろのクーラーから大量の水が降ってきて床が浸水し、スタッフがパニックになるプチアクシデントが勃発。しかし私はそんなことには心を乱されず、一切振り返りません。なぜならその日6時起きだった私は、1秒でも早くチェックインをして1秒でも早く寝たかったからです。後ろでキャーキャーとインドネシア語が飛び交う中待つこと数分、レセプターが笑顔で一言。
「あ、ありましたわ!」
でしょうね。
苦笑いでレセプターに別れを告げ、部屋に着いて荷物を置こうとしたら、そこにはまさかのツインベッドが。
そう、お一人様の私が予約したのは当然ダブルベッドの部屋。もう一度受付に行くか一瞬だけ迷いましたが、快適な睡眠のために仕方なく向かいました。
すると例のレセプターはまた笑顔で一言。
「あ、今日はもうツインしかないねん。」
もはや無心。仏教でいう空の心です。
言い返す元気もなく無表情のまま瞬間で踵を返して、シャワー室に直行。ですが、ウォーターヒーターが上手く作動せず、ぬる冷たいシャワーしか出ませんでした。
でも良い。もう寝れたら何でも良い。これは新手の修行だと思おうと自分に言い聞かせ早急に浴び終えました。(何の修行)そして、ベッドに入って秒で寝落ち。
これがジャカルタの初日です。
ジャカルタの手荒な洗礼を受けながら、あーこの東南アジアな感じが懐かしいなぁ、なんて呑気に思った次第です。自分が旅慣れしたのか、はたまた年々図太くなっているのか。真相はわかりませんが、翌日以降は特に問題もなく楽しめましたよ、ジャカルタ。
あ、ジャカルタを出るときにバリに向かう飛行機が17:55発だったのが、21:30すぎにしれっと離陸するという問題はありました。ブッカーのライオンエアラインだけはやめておけという忠告を無視して航空券を買った私が悪かったのか。
ライオンエアラインは要注意ですよ、みなさん。
ジャカルタの2日目以降の思い出はいたって普通で、ご飯(特に日本食)や買い物を楽しんだり、ジャワ海を眺めたり、ローカルな場所をプラプラ歩いたりしただけです。物価が安かったのでリッチ気分を味わえました。以下、フォルダにあった数少ない写真たち。
ローカルプレイスを散策。基本的にはGRABで予約したバイクタクシーで移動していました。他にもGO-JEKという配車アプリもインドネシアでは普及しています。バイタク最高です。
グランドインドネシアという大型ショッピングモールにあるカフェ。グランドインドネシアは綺麗で良かったです。日本食レストランもたくさんありました。
ジャワ海を眺めながら、全く美味しくないパスタを食す。
タピオカ好きの私がお気に入りのChattimeでウーロンミルクティ。何と言ってもタピオカの量がすごい。
Baywalk Mallにあるお店でしたジェルネイルがお気に入りです。手足で2千円ほどでした。安い。
これくらいしか書くことがない。
なので次回はバリの旅行記に飛びます。もし読者のみなさまの中でジャカルタが好きな人がいたら申し訳ありません。ジャカルタも普通に楽しめたんですが、やはりね、言わせてください。
バリ最高。
結局これです。けど、ジャカルタも初めてだったので行ってよかったなぁと思いました。リアル・インドネシアという感じで、インドネシアの人々の文化や生活をより学べたような気がします。きちんと観光していたらもっと良く思えたかもしれませんね。
何はともあれテリマカシー(ありがとう)、ジャカルタ。
取り留めもない記事で申し訳ないです。母が満足してくれるか不安なところですが、ジャカルタ編はこれにて終了。(適当すぎ)
次回は私が愛してやまないバリの旅行記を書きたいと思います。
では、次回バリ編にて。
Sarabada, Jakarta!
【美味】313@Somerset -Marché-でプチ欧州体験をした話
先ほどカレイを捌いてから、何度手を洗っても手からカレイの匂いがこびりついて離れてくれません、
カレイ臭「いやや!私あんたと1秒たりとも離れたくないっ!」
私「いや、離れて?」
SHIZUKIです。
今日はこの間、ルイさんがお昼に連れて行ってくれたお店が洒落乙&美味だったのでご紹介させていただきます。
その名も マルシェ -Marché Mövenpick-
見た目からして洒落とるやないの。
スイスの山小屋をイメージした外観が目印。サマセット駅にある313@Somersetという商業施設の一階にあり、アクセスも良し。
ランチの内容は外に居る牛さんの間に表示されています。
店頭でも美味しそうなサンドイッチなどが買えますが、メインのレストランは地下にあります。
店内に入り、階段を降りて行くと…
節子、ここはシンガポールやない、欧州や。
そう、そこにはまるでヨーロッパに来たかのような世界が広がっています。
それもそのはず、このレストランはヨーロッパの市場をモチーフにつくられていて、ヨーロッパ各国の料理を楽しむことができるという何とも素晴らしき場所。
ちなみにルイさんは訳あっていつもこのお団子ヘアー。私はこれを原始人スタイルと揶揄っています。(おい、先輩やぞ)
入口で店員さんがこのようなカードを渡してくれます。このカードで食べたいものを買い、最後に出口でまとめてお会計をするシステムです。
各セクションに分かれているのでさっそく物色。
サラダコーナーはお皿の大きさで値段が決まります。サラダだけではなく、デリ、お惣菜もたくさんあります。
フルーツコーナーでは新鮮なフルーツやフルーツジュースが買えます。
私たちはパッションフルーツティーとウォーターメロンレモネードを購入。
デザートコーナーもあります。嗚呼、色々ありすぎて目移りが...
お酒好きの方に朗報です。
バーありますよ!ビールやワイン飲めますよ!美味しい食事には欠かせないですよね。
写真はありませんが(ないんかい)、他にもスイス料理のロスティ、スペイン料理のパエリア、フランス料理のクレープ、ドイツ料理のポークナックルのコーナーなどたくさんのヨーロッパ料理が楽しめます。
るいさん曰く、ここのピザが美味しいとのことなので、イタリア料理のピザ&パスタコーナーへ。
ピザは石窯で焼いてくれます。
料理が出来上がるのを待っている間に席を確保に向かう私たち。食事をする場所はこんな感じ。みんなワイワイ食事を楽しんでいて、良き雰囲気です。
そうこうするうちに渡されていたブザーがなったので、食事を取りに行きます。
トッピングし放題が嬉しい。
パルメザンチーズを山盛り乗せていたら、ルイさんに「チーズ盛りすぎやろ〜!」と笑われました。そんなルイさんは、オイルに漬かったガーリックチップを山盛りに乗せていました。「いや、人のこと笑えませんし、絶対口臭くなるやつですやん!笑」とカウンター攻撃。
しかし、当のご本人は全く気にする様子はなく、ガーリックをモリモリと食べていました。強い。
トマトクリームソースのパスタ with 大量のガーリックチップとパルメザンチーズのハーフ&ハーフ
ルイさんおススメ、鴨のちょっと甘辛な美味しいピザ
THE糖質ダブルパンチ。
糖質脂質オバケフードが五臓六腑に染み渡る...クゥッ
小麦最高。
オーダーはルイさん任せで写真を撮っていたので、料理の正式名がわかりません。すいません。でも両方ともすごく美味しかったです。
他にも色々と食べたかったのですが、私たちはピザも食べきれずお腹いっぱいになってしまいました。食事が余った場合はテイクアウトボックスをもらってお持ち帰りできるそうです。
という感じでMarchéをお腹いっぱい満喫いたしました。いつも素敵なお店に連れて行ってくれるルイさんに感謝。
いやー、食べたいものをちょこちょこ買って、みんなでシェアして食べながら、ちょっとワインとかも嗜みつつ話に花を咲かせ、「あ、最後にデザートでも分けちゃう?」って...
これ絶対女子好きなやつですやん。(確信)
みなさんもシンガポールに来た際には是非立ち寄ってみてください。サマセット駅はオーチャード駅から真っ直ぐ進んだところあるので、オーチャードストリートで買い物を楽しんだ際に寄るのもおすすめです。
Marché Mövenpick 313@Somerset
313 Orchard Rd, 313 somerset, Level 1 Discover Walk 238895
https://www.marche-movenpick.sg/en
Tel: +6568344041
ということで、枯渇寸前の私の女子力がレベル3くらい上がった話でした。
ではっ! sarabada!