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【海外でモデル活動】シンガポールでの二ヶ月間 -2- 【思ふこと】

シンガポールを11月17日に発つことが決定しました、SHIZUKIです。


シンガポールを離れることを考えると既にセンチメンタルジャーニーですが、とりあえず帰ったら美味しい日本食をこれでもかというほど食べたいです。はい。


さて、前回に引き続きまして、シンガポール滞在二ヶ月目で思った超個人的な感想をただただ書き連ねていきます。もはや帰国寸前ですが、アタシ、そんなことは気にしない。


前回の記事を先に読んでね~↓

shizukif.hatenablog.com



では、さっそく書いていきます。


シンガポール滞在二ヶ月目で思ったこと



シンガポールで揉まれて揉まれて揉みくちゃにされた私は、目が覚めたら、
成長速度が早送りしてしまっていた!!
(某アニメ風)



前回の記事では、

  1. 行動力:MAKE ACTIONの重要性

  2. 許容力: CAPACITYを広げる

の二点を自分が思う成長点として挙げました。


では、その他の成長点を書いていきます。



3: 交渉力: ENGLISHという名のツール

海外の事務所に所属するにあたって、マザーエージェンシーの後ろ盾がない私は、契約に関することから全ての取り決めを己の力でこなさないといけません。契約書を日本語に訳し、日本の事務所のマネージャーや知り合いの弁護士のかたに確認してもらうなどの下準備や、渡航の手配も全て自分で行いました。


しかし、そのように念入りに準備をしていったのにも関わらず、渡航した後に浮上した問題は数え切れず。その度に言いたいことを事前に英語でまとめては、マネージャーと話し合いを行ってきました。


そして、渡航直後はマネージャーが資料撮りを全く組んでくれなかったので(こちらでは事務所が資料撮りを組むのがデフォ)、インスタグラムや紹介を通じてフォトグラファーに自分で直接交渉することに。


まずはフォトグラファーに送るメッセージを自分で書いてはみたものの、何かが違う。私のような謎の日本人モデルと撮影したいと思ってもらえるな表現が上手く書けなかったのです。そこで、こちらで長年働いている先輩にその文章を見せて相談すると、先輩は「これはあかんわ~。」と一喝し、スラスラと書き直してくれました。


そうして先輩に添削してもらったメッセージは、もはや別物でした。所々に散りばめられた何ともキャッチーで粋な言い回しの所以か、全体にイケイケ感が漂っているではありませんか。そう、溢れ出すこの子と資料撮りしたら楽しいやろうな感。私が書いた論文のようなお堅いメッセージとの違いたるや。例えるなら、松葉蟹とカニカマくらい違いました。


そして、己の乏しき交渉スキルと英会話力を再認識した私は、周りの人々に助けてもらいながら、英語でのアプローチ方法を積極的に学ぶようになりました。そうして試行錯誤を繰り返したおかげで、心優しきフォトグラファーさんたちとの資料撮りが実現し、最終的には事務所にも資料撮りをアレンジしてもらえるようになるまで成長。


ついには当初予想していた数を遥かに越える、約10回もの資料撮りを行うことができましたとさ。ホッ。

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Photographed by Melbin.


そうした経験の中で個人的に何かを交渉する際に重要だと思ったのは、以下の二点。

  • 相手が求めているものをよく理解すること

  • それに対し自分が何ができるかを示すこと

まぁ、これらは極当たり前のことなんですが、当初の私は一方的な要求をしていたり、謙遜して自分ができることをきちんと伝えられていなかったりと、散々な状態でした。しかもそれを英語で行うとなると苦戦を強いられたのです。


伝え方として気をつけていたのはシンプル&ナイス。相手に対するリスペクトは忘れず、簡潔に用件を伝える。交渉といっても人と人との対話であると個人的に思っていたので、良い信頼関係を築けるように誠実さをモットーに行っていました。後はとにかく場数を踏みました。


そしてこの経験から改めて思ったこと。


それは、英語そのものを学ぶことを目標にするより、英語を使って何かを成し遂げることを目標にするほうが伸びる速度が断然早いということです。


私は教科書で学んだ英単語やフレーズなんて秒で忘れるくらい脳の容量が小さいのですが、そんな私でも実体験を通じて学んだ英語はなかなか忘れません。この二ヶ月での英会話力の成長速度は日本にいた頃とは比べ物になりませんし、英語そのものに関する知識だけではなく、英語を使ってのコミュニケーション能力が大きく飛躍したと思います。仕事に関する幾度とない話し合いを通じて、英語特有の言い回しや表現を学ぶこともできました。


といっても、自分の英会話力はまだまだポンコツレベルなので、今後も英語を使う機会をきちんと設けて、イケイケ感が溢れる英語を学び続けていきたいと思います。



4. 結局は出会いありき

これは何かしらのスキルとは言えないのですが、こっちにきて総じて思ったことは、「出会いが全てやな」です。


シンガポールに来てから、本当にたくさんの出会いがありました。出会いと言っても、人だけじゃなく、物や場所、全てを含めて、どれも日本じゃなかなか巡り会わなかったであろう出会いばかりでした。
それらの出会いで自分自身や、自分の人生が大きく変わり、新たに形成されていく感覚を大いに味わった二ヶ月間でした。


シンガポールに来てよかった、と思えるのは、全ての出会いのおかげです。たくさんの人に助けていただき、たくさんのことを学ばせていただき、人としてもモデルとしても成長させてもらいました。出会い無くしてはここまで成長することはできなかったでしょう。


そして今こうしてシンガポールで過ごせているのも、日本にいる家族や友人、恩師、事務所のマネージャーにサポートしてもらっているおかげであることも日々感じています。シンガポールでの出会い、日本での出会い、全てが繋がって今の自分があるんだな、と。


出会いに対する感度や、出会いを繋いでいく力を意識して、それらを大切にしていく姿勢を強めた二ヶ月間でした。これからもたくさんの出会いを紡ぎながら、感謝の気持ちを忘れずに活動していきたいと思います。




以上の四点が現在感じている、この二ヶ月間での成長点です。

四点に分けましたが、実際はそれ以外の能力も全てが繋がっていて、全部を共に伸ばしていくような感覚でした。行動するためには決断力や、挑戦していく姿勢が大事ですし、許容力は問題処理能力や耐性とも言えるでしょう。そして、それらは出会った人たちの手助けなしでは得られなかったでしょうし、人と繋がっていくためには英語が必要です。


そのように全てが繋がり、相乗効果を成したおかげで、同時に様々な能力を伸ばすことができました。


始めはどうなるか全く予想がつかなかった、シンガポールでのモデル修行ですが、このように充実した二ヶ月間を過ごせたことに感謝。
といっても、まだまだ至らない点が多く、モデルとしても人としても、やるべきことが山ほど目の前に突きつけられているのが現実です。気付いた課題はこれから一つ一つ改善していきたいと思います。



以上、【海外でモデル活動】シンガポールでの二ヶ月間 -2- 【思ふこと】でした。 記録としてまとめてみましたが、書きながらたくさんのことがが思い出されました。感慨深い。


残り1ヶ月(いや、帰国寸前やん。とか言わないで)、悔いのなきよう、やるべきことを毎日全力でやっていきます。シンガポールという、この素晴らしき土地に感謝です。


シェイシェイニ~


では、また次回!


Sarabada!