BACK TO ROOTS

海外のモデル事務所に所属する方法 (2) -事務所のリストアップ編-

こんばんは、
今日は中秋の名月(Mid-Autumn)だったので、事務所で出してもらった月餅をモグモグと機嫌よく食べ続けたら、口の中の水分を全部もっていかれました、
SHIZUKIです。


前回に引き続きまして、今回も海外でモデル活動をしてみたい人に向けて送ります。

その名も、
海外のモデル事務所に所属する方法 第2弾 -事務所のリストアップ編- です。


前回、海外で事務所に所属する3つの方法をご紹介させていただきましたが、
その中でも自分で一から事務所を探す人に向けての記事になります。

前回の記事はこちら ↓

shizukif.hatenablog.com


事務所を自力で探す上で必要なスキル。
それは...情報収集力でしょう。
実際に事務所を受ける前に、どれだけの情報を事前に集めることができたのかがその後重要になってきます。

「事務所に全く受からへん…」
または所属した後に、
「思ってたんと違う…」
とならないためにも、是非ここはしっかりとおさえておきたいところです。


流れは以下のようになります。

1. その国にあるモデル事務所をリストアップする
2. 各事務所の情報を集める
 ・連絡先、住所などの基本情報
 ・事務所の特徴(所属モデル、仕事内容など)
 ・応募方法(Application form/Open callの有無)


では、順番に説明していきます。

1. その国にあるモデル事務所をリストアップする

まず最初にすることは、その国にどのような事務所があるのかを調べることです。
私は以下のサイトを参考にしました。

collection-model.net
KMODELS.com - model agencies in Europe, Asia, Africa, Americas, Australia, Middle East
Modeling Agencies - MODELS.com Participating Agencies Directory


ただし、小規模の事務所や、最近出来たばかりの事務所などは載っていないこともあるので、検索エンジンで「国名 モデル事務所(例: Singapore model agency)」といったワードで検索し、それらしきサイトを片っ端から見ていく作業は必要になるかと思います。

そして、見つかった事務所の名前をリストアップしていきます。
このときはまず、自分が所属したい事務所ではなくとも、全ての事務所の名前を控えておくほうがいいと思います。
後で希望の事務所に受からなかったときにもう一度調べると二度手間になるので。

私はExcelで事務所の一覧表をつくり、後で色々な情報を付け加えていきました。
この情報リストは現地で事務所をまわる時も使うことができると思います。

では、どのような事務所があるか調べ終わったら、次の作業に進みます。

2. 各事務所の情報を集める

次は、出来上がったリストに必要な情報を書き込んでいきます。
この後どのような方法で各事務所にアプローチするのかは人によって変わってくるので、自分が必要になるであろう情報を主に調べましょう。

2-1. 住所や連絡先などの基本情報

事務所のHPを訪れ、住所や電話番号、メールアドレスといった基本的な情報を探します。

ただしメールアドレスに関しては少し注意が必要で、海外の事務所では各ブッカー(マネージャー)がそれぞれのメールアドレスを持っていることが多く、それ以外にもたくさんのアドレスがHP上にあって、どれを控えたらいいのかわからなくなるかもしれません。

私は、事務所全体のアドレス、問い合わせ用のアドレス、ブッカーの中でもおそらく一番ポジションが高い人のアドレス、 そしてたまに存在するモデル応募用のアドレスを控えていました。

私はアポイントメントなしで現地で突撃訪問します、という方は、住所や営業時間などを重点的に調べたら良いかもしれません。(実際に事務所にアプローチする時の方法は、次回の記事で説明します。)

2-2. 事務所の特徴 (所属モデル、仕事内容など)

次に事務所の特徴を探っていきます。

モデルの一覧ページを見ながら、

・どのようなモデルが所属しているのか(身長や顔の特徴)
・モデルの資料から垣間見える事務所のカラー(モード系押し、スチールに強そうなど)


といった自分が気になる特徴を調べて、リストに書き込んでいきます。

この作業は後でリストを見たときに各事務所がどのようなタイプか一目でわかるようにするためなので、省いても特に問題はないと思います。
後で所属したい事務所、自分に合う事務所を分析するときに役立つかもしれません。


そして私たちモデルが一番気になること。
それは、各事務所がどのような仕事を斡旋しているかですよね。

HP上に載せている時もありますが、ブランドのキャンペーンといった大きな仕事しか載せていないことがほとんどなので、 リアルな情報を得るためにはInstagramを見ましょう。
まずは各事務所のインスタグラムのアカウントを見つけ、載せている写真を見ていきます。このご時勢なので、ほとんどの事務所がアカウントを持っています。


そしてその後にすること。

それは、その事務所に所属しているモデルのアカウントを確認することです。
できれば現在進行形で滞在しているモデルのアカウントの方が好ましいでしょう。(最新の情報を手に入れるため)

いや、ネットストーキング、ネトストやん!

と言われてしまいそうですが、いえ、これも戦術のうち。
モデルのアカウントに載せてある仕事内容を見ることで、一番リアルな情報を得ることができると私は思っています。

モデルによっては仕事に関することを載せていない場合や、案件自体がSNSに載せることができない場合ももちろんあるでしょうが、この作業は仕事内容を大まかに把握するのに結構役に立ちます。

充分なネットストーキングも終え、各事務所の特徴をつかめたら次に進みます。笑

2-3. 応募方法(Application form/Open callの有無など)

実際にその事務所に応募するときにどのような手段があるのかを調べます。

・Open Callの有無
海外にはOpen Call/Open Castingといって、「この時間ならいつでも事務所に来ていいよ」または「○月○日にモデルオーディションしますよ~」という日を設けている事務所があります。
そのOpen Call/Castingの有無、あるのであれば日付等をHPまたはInstagramで確認しましょう。

・Application Formの有無
事務所によってはApplication Formという、モデル応募用のページをHPに設けています。
メールや電話をしなくとも、そのフォームに必要な情報を打ち込んで送信するだけで応募完了となります。

・モデル応募用のメールアドレスの有無
先ほどもチラッと書きましたが、事務所によってはモデル応募用のメールアドレスを持っている場合もあります。
メールアドレスに"model application"などのワードが入っていたら、それが応募用のアドレスである可能性が高いです。

・応募の際の注意事項の確認
事務所のHPには、モデルの応募をするにあたっての注意事項を書いていることがあります。
例えば、添付する写真に関すること(例: プロのカメラマンに撮ってもらったものは禁止、ノーメイクの写真のみ)、書いて欲しい情報(例: 話せる言語、いつから滞在できるのか、体に目立つ傷やタトゥーはないか)等。
小さく書いてあることが多いので、きちんと確認してから応募しましょう。



以上が事務所のリストアップの流れになります。

私は石橋を叩いて渡る(たまに叩きすぎて割る)タイプなので、正直ここまで丁寧にしなくてもいいかなとは思います。笑

ただ、挑戦した時に「入りたい事務所と自分に合う事務所が違っていて所属できなかった」ということや、
せっかく所属できても「仕事の案件が自分が思っていたものと違う」または「事務所の雰囲気が自分にあってなかった」
といった問題が起こると非常にもったいないので、必要最低限の情報は集めたほうが良いかと思います。


「私は現地で生の情報を仕入れるのだ!」というのも、もちろん大アリです。
というか現地でしか得れない情報もありますので、今回は下調べのやり方を丁寧に書いた記事となりますね。
是非ご参考までに。


さて、事務所のリストも仕上がったところで、次は実際に事務所にアプローチしていく時の方法を説明します。

では次回、海外のモデル事務所に所属する方法 第三弾 -事務所へのアプローチ編- をお楽しみに。


ではっ sarabada!