BACK TO ROOTS

海外のモデル事務所に所属する方法 (3) -事務所へのアプローチ編-

こんばんは、
先週は何かと忙しくさせていただいたため、それを言い訳に更新を滞らせていました、只今猛反省中です、
SHIZUKIです。


お待たせいたしました。
今回は、海外のモデル事務所に所属する方法 第三弾 -事務所へのアプローチ編- ということで、前回つくったリストと共に実際に事務所に連絡を取っていきます。

前回までの流れ↓
海外のモデル事務所に所属する方法 -考えられる3つの手段- - BACK TO ROOTS
海外のモデル事務所に所属する方法 (2) -事務所のリストアップ編- - BACK TO ROOTS


事務所の面接を受けるまでの方法は、私が知っている限りでは3つあります。
情報が不確かなものを1つ含めると4つですね。
アポイントメント(面会の約束)を取るか取らないかで、その後にとる行動も変わってくるので、自分に合った方法、または自分が行く国や都市によって適切だと思う方法を選んでください。



では、順番に説明していきます。

1. 事前にアポイントメントをとる

面接の約束を事前にとる場合に考えられる連絡手段をご紹介します。

1-1. メールを送る

事務所にメールを送ってアポイントメントを取る方法です。
前回の記事にも書きましたが、事務所が複数のアドレスを持っている場合、リストに控えたアドレス全てに送っても構わないのではないかと思います。どのメールアドレスを頻繁に確認している、または使用しているかわからないので。(個人的な意見です)
私はメールに以下の内容を主に書きました。

・自己紹介、簡単な挨拶
・事務所に所属したい旨、面接をして欲しい旨を伝える
・詳細なプロフィール(身長、スリーサイズなど)
ポートレート、資料写真を添付する

以上の情報は必要最低限なので、他に自分が必要だと思う情報は付け加えてください。そして各事務所のHPを確認し、向こう側が必要としている情報も書きましょう。

1-2. Application Formから応募する

事務所のHPにあるApplication Form(モデル応募用のページ)を利用する方法です。
一からメールを書かなくても、フォームを埋めて送信するのみ。便利です。

1-3. 書類を郵送する

応募用の書類の郵送先をHPに載せている事務所もあるくらいなので、郵送という手段ももちろんあります。 しかし海外に郵送するとなると何かと手間や時間がかかるので、メールを送る方が手っ取り早いのではと私は思います。

1-4. 電話をする

日本から、または現地についてから事務所に電話をする方法です。
「アポイントメントなしで突然事務所を訪れるのはちょっと...」という人は事前に電話をするという選択肢もあります。
私は電話でアポイントメントをとったことはないのですが、私の日本の事務所のマネージャーが以前「外国人のモデルから英語で電話がかかってくることがある」と言っていたので、この方法を行っているモデルさんもいる模様。ですが、電話をかけた時にどのような対応をされるかは各事務所で異なるでしょう。


以上がアポイントメントを取りたい時の連絡手段です。
返事は(悪い知らせも含め)すぐ返ってくる場合もありますし、待てど暮らせど返ってこない場合もあります。
もし色々な方法を試して、アポイントメントが取れなかったとしても、諦めるのはまだ早い
アポイントメントなしでもアプローチをする方法はあります。次っ!

2. Open Call/Open Castingに行く

前回の記事で説明しました、Open Call/Open Castingを利用する方法です。
集団オーディションの場合などは事前にネットで登録をする必要があったり、参加できる年齢や身長の制限が定められていたりするので注意が必要です。
Open Callが頻繁に行われている国や都市もあるので、日程が合うのであればこの制度を使わない手はないと思います。

3. 現地でオフィスに突撃訪問する

アポイントメントが取れなかった場合、もしくはあえて取らない場合は、アポイントメントなしでオフィスに訪問する方法もあります。
「え、アポイントメントなしで大丈夫なん?」って思いますよね。けれど、この方法で所属を決めたというモデルさんの話は少なからず耳にします。

私はこの方法を試したことがないので、真相を確かめるべく私のシンガポールの事務所に聞いたところ、
「アジアンもコケージャンもアポなしで来る子は結構いるよ。きちんと対応はするけど、アポイントメントを事前に取る方がもちろん良いし、そっちの方が礼儀正しいよね。」との回答が返ってきました。

ですよね~。ごもっともでございます。
けれど、アポイントメント取りたくても取れなかった時は致し方ないのかもしれない...
私は事前にアポイントメントを取った事務所しか受けなかったのですが、この方法でアポイントメントが取れなかった事務所も訪問したらよかったかなぁと今は思います。

けれどやはりこの方法だけだとリスクが高いですし、どれくらい受け入れられるかは国や都市、または事務所によって変わってくるでしょう。
私が言えることは"アポなし訪問はシンガポールでは特別珍しいことではないけれど、事前にアポイントメントを取るほうがより良い"となります。

注意事項は、事務所はどの国も基本的に土日休みなので、平日の営業時間を調べてから訪ねることです。
ブッカーがオフィスにいないこともあるので、ランチの時間帯は外したほうがいいでしょう。

4.(おまけ)SNSを通じてスカウトしてもらう

私がインスタグラムで情報収集をしていたときに発見した方法なのですが、何せ情報が不十分なので"おまけ"ということにしておきます。

これはインスタグラムを通して事務所にスカウトしてもらう方法です。事務所が作ったスカウト用のハッシュタグを自分の写真のコメント欄に入れて投稿し、事務所側がその写真を見て興味を持った場合は連絡をしてくれるというものです。
スカウト用のハッシュタグは各事務所のインスタグラムのアカウントを確認してください。(例:#事務所名scoutme)

これは画期的。けれど、どれくらいの頻度で投稿を確認しているか、実際に面接に繋がるかなどはわからないので、成果が未知数な方法と言えます。
もしインスタグラムをきちんとブランディングしている方であれば、インスタグラムを通して事務所のアカウントにアピールをするのは効果的かもしれません。(事務所のアカウントに直接DMを送ってみる等)
あくまで個人的な考えなので、もし興味があれば試してみてください。



以上、事務所にアプローチをする方法のご紹介でした。
私が知らないだけで他にもアプローチをする方法はあると思います。

もちろんこれらの方法でアプローチをしても、上手くいかない場合もあるでしょう。
けれど一度や二度、上手くいかなかったからといって諦めるのはもったいないと思います。
上手くいかないときは、方法を変えたり、時期を変えたりすることも大事ですし、所属できなかった事務所からフィードバックをもらって自分の改善点を知るのも1つの手だと思います。

海外のエージェンシーって気紛れなことが多いので、予期せぬ形で所属が決まることもあるはず。
大事なのは試行錯誤しながら、挑戦し続けることだと思います。

NEVER GIVE UP精神を掲げて、共に頑張りませう。


以上、3回に分けてお送りしました -海外のモデル事務所に所属する方法- これにて完結。
本当はメールの詳しい書き方や、面接時のアドバイスも書きたかったのですが、これらはまた番外編として更新できればと思います。

私の個人的な意見も多く、不確定な情報も多々ありましたが、これから海外でモデル活動をしていく方々にとってこれらの記事が少しでもお役に立ったら幸いです。

みなさんの海外への挑戦が実りあるものとなりますように。


御武運を...


ではっ saraba!

海外のモデル事務所に所属する方法 (2) -事務所のリストアップ編-

こんばんは、
今日は中秋の名月(Mid-Autumn)だったので、事務所で出してもらった月餅をモグモグと機嫌よく食べ続けたら、口の中の水分を全部もっていかれました、
SHIZUKIです。


前回に引き続きまして、今回も海外でモデル活動をしてみたい人に向けて送ります。

その名も、
海外のモデル事務所に所属する方法 第2弾 -事務所のリストアップ編- です。


前回、海外で事務所に所属する3つの方法をご紹介させていただきましたが、
その中でも自分で一から事務所を探す人に向けての記事になります。

前回の記事はこちら ↓

shizukif.hatenablog.com


事務所を自力で探す上で必要なスキル。
それは...情報収集力でしょう。
実際に事務所を受ける前に、どれだけの情報を事前に集めることができたのかがその後重要になってきます。

「事務所に全く受からへん…」
または所属した後に、
「思ってたんと違う…」
とならないためにも、是非ここはしっかりとおさえておきたいところです。


流れは以下のようになります。

1. その国にあるモデル事務所をリストアップする
2. 各事務所の情報を集める
 ・連絡先、住所などの基本情報
 ・事務所の特徴(所属モデル、仕事内容など)
 ・応募方法(Application form/Open callの有無)


では、順番に説明していきます。

1. その国にあるモデル事務所をリストアップする

まず最初にすることは、その国にどのような事務所があるのかを調べることです。
私は以下のサイトを参考にしました。

collection-model.net
KMODELS.com - model agencies in Europe, Asia, Africa, Americas, Australia, Middle East
Modeling Agencies - MODELS.com Participating Agencies Directory


ただし、小規模の事務所や、最近出来たばかりの事務所などは載っていないこともあるので、検索エンジンで「国名 モデル事務所(例: Singapore model agency)」といったワードで検索し、それらしきサイトを片っ端から見ていく作業は必要になるかと思います。

そして、見つかった事務所の名前をリストアップしていきます。
このときはまず、自分が所属したい事務所ではなくとも、全ての事務所の名前を控えておくほうがいいと思います。
後で希望の事務所に受からなかったときにもう一度調べると二度手間になるので。

私はExcelで事務所の一覧表をつくり、後で色々な情報を付け加えていきました。
この情報リストは現地で事務所をまわる時も使うことができると思います。

では、どのような事務所があるか調べ終わったら、次の作業に進みます。

2. 各事務所の情報を集める

次は、出来上がったリストに必要な情報を書き込んでいきます。
この後どのような方法で各事務所にアプローチするのかは人によって変わってくるので、自分が必要になるであろう情報を主に調べましょう。

2-1. 住所や連絡先などの基本情報

事務所のHPを訪れ、住所や電話番号、メールアドレスといった基本的な情報を探します。

ただしメールアドレスに関しては少し注意が必要で、海外の事務所では各ブッカー(マネージャー)がそれぞれのメールアドレスを持っていることが多く、それ以外にもたくさんのアドレスがHP上にあって、どれを控えたらいいのかわからなくなるかもしれません。

私は、事務所全体のアドレス、問い合わせ用のアドレス、ブッカーの中でもおそらく一番ポジションが高い人のアドレス、 そしてたまに存在するモデル応募用のアドレスを控えていました。

私はアポイントメントなしで現地で突撃訪問します、という方は、住所や営業時間などを重点的に調べたら良いかもしれません。(実際に事務所にアプローチする時の方法は、次回の記事で説明します。)

2-2. 事務所の特徴 (所属モデル、仕事内容など)

次に事務所の特徴を探っていきます。

モデルの一覧ページを見ながら、

・どのようなモデルが所属しているのか(身長や顔の特徴)
・モデルの資料から垣間見える事務所のカラー(モード系押し、スチールに強そうなど)


といった自分が気になる特徴を調べて、リストに書き込んでいきます。

この作業は後でリストを見たときに各事務所がどのようなタイプか一目でわかるようにするためなので、省いても特に問題はないと思います。
後で所属したい事務所、自分に合う事務所を分析するときに役立つかもしれません。


そして私たちモデルが一番気になること。
それは、各事務所がどのような仕事を斡旋しているかですよね。

HP上に載せている時もありますが、ブランドのキャンペーンといった大きな仕事しか載せていないことがほとんどなので、 リアルな情報を得るためにはInstagramを見ましょう。
まずは各事務所のインスタグラムのアカウントを見つけ、載せている写真を見ていきます。このご時勢なので、ほとんどの事務所がアカウントを持っています。


そしてその後にすること。

それは、その事務所に所属しているモデルのアカウントを確認することです。
できれば現在進行形で滞在しているモデルのアカウントの方が好ましいでしょう。(最新の情報を手に入れるため)

いや、ネットストーキング、ネトストやん!

と言われてしまいそうですが、いえ、これも戦術のうち。
モデルのアカウントに載せてある仕事内容を見ることで、一番リアルな情報を得ることができると私は思っています。

モデルによっては仕事に関することを載せていない場合や、案件自体がSNSに載せることができない場合ももちろんあるでしょうが、この作業は仕事内容を大まかに把握するのに結構役に立ちます。

充分なネットストーキングも終え、各事務所の特徴をつかめたら次に進みます。笑

2-3. 応募方法(Application form/Open callの有無など)

実際にその事務所に応募するときにどのような手段があるのかを調べます。

・Open Callの有無
海外にはOpen Call/Open Castingといって、「この時間ならいつでも事務所に来ていいよ」または「○月○日にモデルオーディションしますよ~」という日を設けている事務所があります。
そのOpen Call/Castingの有無、あるのであれば日付等をHPまたはInstagramで確認しましょう。

・Application Formの有無
事務所によってはApplication Formという、モデル応募用のページをHPに設けています。
メールや電話をしなくとも、そのフォームに必要な情報を打ち込んで送信するだけで応募完了となります。

・モデル応募用のメールアドレスの有無
先ほどもチラッと書きましたが、事務所によってはモデル応募用のメールアドレスを持っている場合もあります。
メールアドレスに"model application"などのワードが入っていたら、それが応募用のアドレスである可能性が高いです。

・応募の際の注意事項の確認
事務所のHPには、モデルの応募をするにあたっての注意事項を書いていることがあります。
例えば、添付する写真に関すること(例: プロのカメラマンに撮ってもらったものは禁止、ノーメイクの写真のみ)、書いて欲しい情報(例: 話せる言語、いつから滞在できるのか、体に目立つ傷やタトゥーはないか)等。
小さく書いてあることが多いので、きちんと確認してから応募しましょう。



以上が事務所のリストアップの流れになります。

私は石橋を叩いて渡る(たまに叩きすぎて割る)タイプなので、正直ここまで丁寧にしなくてもいいかなとは思います。笑

ただ、挑戦した時に「入りたい事務所と自分に合う事務所が違っていて所属できなかった」ということや、
せっかく所属できても「仕事の案件が自分が思っていたものと違う」または「事務所の雰囲気が自分にあってなかった」
といった問題が起こると非常にもったいないので、必要最低限の情報は集めたほうが良いかと思います。


「私は現地で生の情報を仕入れるのだ!」というのも、もちろん大アリです。
というか現地でしか得れない情報もありますので、今回は下調べのやり方を丁寧に書いた記事となりますね。
是非ご参考までに。


さて、事務所のリストも仕上がったところで、次は実際に事務所にアプローチしていく時の方法を説明します。

では次回、海外のモデル事務所に所属する方法 第三弾 -事務所へのアプローチ編- をお楽しみに。


ではっ sarabada!

海外のモデル事務所に所属する方法 -考えられる3つの手段-

こんにちは、
そろそろ真面目にモデル活動に関する情報を発信していこうと重い腰をあげました、
SHIZUKIです。ヨッコラセィ。


今回は、海外でのモデル活動に挑戦したい人に送る、
海外のモデル事務所に所属する方法 第1弾 -考えられる3つの手段-編です。

海外といっても私は日本とシンガポールの事務所にしか所属していませんが、ヨーロッパやアジア各国で活動するモデルさんたちにも話を聞いた結果、国ごとで大きな違いはないなと感じました。
なのでこの方法を参考にして、後は自分が行きたい国やその時の状況によって応用していただければよいかと思います。

では、早速本題に入ります。
そもそも海外の事務所に入る方法は大きく分けて3つあります。


この3つです。
もし他に方法があれば教えてください。(切実)
では、順番に説明していきますね。


自身が所属している日本の事務所に提携先の事務所を紹介してもらう

これは自分の国で所属する事務所を通じて、提携先の海外の事務所に斡旋してもらう方法です。
大抵は事務所が契約の手続き等も行なってくれるので、後は指示に従って渡航するのみとなります。
この斡旋してくれた事務所のことをマザーエージェンシー(Mother Agency)と呼びます。

私のモデルアパートメントに住む、ヨーロッパやロシアなどの国からきたルームメイトたちはみんなこの方法でシンガポールに来たと言ってました。
しかし、海外に提携先の事務所を持つ日本のエージェンシーはそう多くありません。特に私が活動している関西ではあるのかどうかも怪しいレベル。

自分の事務所は提携先の海外エージェンシーなんてないんですよ~
という方は、次の方法に進みます。


事務所との繋がりがある人に紹介してもらう

マザーエジェンシーが見つからないという方はこの方法を次に検討してみてください。
紹介、要するにコネクション。世間でコネと呼ばれるやつですね。笑

紹介であれば、事務所側とスムーズに連絡がとれ、そのまま面接に進むことが出来ると思います。
ですが、紹介だからと言って必ずしも所属に繋がるとは限らないのがモデル事務所なんです。

残念ながらこの方法で所属に繋がらなかった人、
または紹介された事務所以外のエージェンシーも見てまわりたい人、
そして、私にはコネもマザーエージェンシーも何もないんです、という人は一体どうするのか。

それは...


自分で探す

これに尽きます。
私自身も何のコネクションもなかったので、一から自分で探しました。

でも、自分で探すと言っても何から始めて良いのやら...となりますよね。
わかりますよ、その気持ち。私も始めはどうしたらいいのか全くわかりませんでした。
ですが今後、自分で一から探すにあたって必要な手順を第二弾、第三弾と順番に書いていくのでご安心ください。


では、自分で事務所を探すためにまず最初にすることは何なのか。

それは現地の事務所をリストアップし、各事務所の情報を集めることではないでしょうか。
まあ、当たり前と言っては当たり前ですね。


ですが、ここでの情報集めの正確さが、今後の事務所へ所属する時や、所属した後の活動に影響を与えるので、ここは念入りに行ったほうが良いと私は思います。

現に私はこちらにきてから事前に情報収集をしっかりと行うことの重要性を痛感しています。
まさに情報を制するものが所属を制す、またはその後の活動を制す、といえるでしょう。はい。


情報の集め方は次回、 海外のモデル事務所に所属する方法 第二弾 -事務所のリストアップ編- で詳しくご説明させていただきます。


今回は海外のモデル事務所に所属するための3つの方法をご紹介させていただきました。
あくまで私個人の見解に過ぎませんので、他に方法があればどんどん挑戦していってください。
そして、後でこっそり教えてください。笑


では次回っ

【シンガポールで】Tiong Bahru Market【自炊するなら】

こんばんは。
前回の記事「ANICCA」を多くの方に褒めていただき、
大学入試の国語の試験で満点を採ったミヅキさん(この人は一体何者なのだ)からも「いい文章読んだわ~」と電話で言っていただき、
感無量です、SHIZUKIです。


話が変わりますが、私は料理が好きです。(唐突)
料理をしていると心が安らぎます。
私のストレス解消法の1つだと言っても過言ではありません。

料理番組を見るのも大好きです。
以前、私の家族はhuluで1つのアカウントを共有していたのですが、
履歴が”キューピー3分間クッキング”や”MOCO'S KITCHEN"などで埋め尽くされているのを見た弟に
「誰やねん、こんなアホみたいに料理番組ばっかみてるやつw」と嘲笑われたくらいです。

そんな私はシンガポールに来てからも自炊を楽しんでいます。
シンガポールで外食ばかりしていると食費がかさみますし、ホーカーやフードコートに行くと美味しいローカルフードを安くで楽しむことができるのですが、栄養バランスが偏ってしまうので自炊は欠かせません。


来た当初は近所のスーパー”Fair Price”で買い物をしていたのですが、お肉も野菜も魚も鮮度に欠ける。あまり美味しくない...
ということで、美味しい食材を求めてサーチした結果、家からバスで15分程の場所に市場があることを知りました。


その名も、
チョンバルマーケット -Tiong Bahru Market-
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神々しいお姿。

Tiong bahru Market
30 Seng Poh Rd, Singapore 168898

http://tiongbahru.market/home


チョンバルマーケットは日本人の駐在員の奥様方も御用達の市場だそうで、
早朝から現地の人々がたくさん集まる、活気ある市場です。

冷蔵庫がほぼ空っぽの状態で焦っていた私は、今日が休みだと知った昨晩からチョンバる(チョンバルに行く)のを心待ちにしておりました。

が、今朝、寝坊しました。笑
いつもは8時半には着いているのですが、今日は着いたのが9時半だったため、お目当ての各ストール(お店のこと)にダッシュ

ちなみに保冷剤と保冷バックは必須です。
ですが、シンガポールでは買い物をした際に保冷剤をつけてくれるお店は滅多にありません。
私はIONオーチャードにあるダイソーで買いました。
(こちらのダイソーは全品S$2)


では、ここからは私のお気に入りのストールを紹介していきます。


鶏肉はこのストールです。(ストール番号:01-171)
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良質なカンポンチキンが手に入ります。
多くの日本人の方がここで買い物をするため、店員さんはそれぞれの部位を日本語で言えます。

私は低カロリー高たんぱくの胸肉やささみを主に買いますが、たまに手羽先やミンチも買います。
人気のお店なので、9時頃には殆ど何も残っていない時も。もも肉は即行でなくなります。

今日はギリギリセーフで胸肉を約600g購入。(S$8.40)


豚肉はここ。(1-167)
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おじちゃんはいつも日本人だとわかると「トンカツ?しゃぶしゃぶ?」と笑顔で挨拶してくれます。
今日は「ヒレ肉300gちょうだい~」と言うと、
「特別!おまけ!」と言って、330g入れて1$ほどまけてくれました。(S$7.50)
いつも好みの厚さにスライスしてくれます。
ありがとう、おじちゃん。


お次は。(01-146)
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お魚はこのPAN'S FISHで買います。
いつもは2つ分のストールですが、今日は遅かったので片方しか開いてませんでした。
ちなみここのサーモン(S$10)は絶品です。

今日は白身魚が食べたい気分だったので、おススメを聞くと「タイ!スズキ!」と答えてくれました。
サバ一匹(S$4)と鯛(S$10)を購入。

いつもサバは2枚に卸してもらって、帰ってさらに3枚に卸すのですが、モデルアパートにある刃こぼれした包丁で綺麗に捌くのは至難の業。
3枚に卸してもらえるという情報を入手したので、頼むとおじちゃんは「3? OK!」と言ってくれました。
鯛も4切れにカット。ありがたや。


野菜はここ。(ストール番号不明)
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入ってすぐのところにあります。いつも混み合ってるので、それが目印。

ここはスーパーより断然安いです。
始めは一つ一つの産地と値段を聞いていましたが、山ほど買っても値段が安いので、最近はポイポイかごに入れてます。
産地が気になる人は、最後にまとめて聞くほうが早いかもしれません。

ここはお会計の時、いつもおばちゃんが笑顔で「コリアンダー!」と言ってパクチーをおまけで入れてくれるのですが、私はパクチーが苦手です。笑
「ごめん、おばちゃん。私パクチー食べれへんねん~」と言うと、おばちゃんは「オーケー!グリーンオニオン!」と言って代わりにネギを入れてくれます。
そしてこの流れが今のところお会計の度に繰り返されています。笑

いつか「グリーンオニオン!」が最初に聞けるその時まで、私はこのストールに通い続けたいと思います。はい。


豆腐などはこの店で買います。(01-48)
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「豆腐一丁と、もやし2掴み分ちょうだい~」というと
「おまけな!」といっておっちゃんが3掴み分入れてくれました。(S$1.40)
ありがとう、おじちゃん。(その2)


市場には他にも果物、牛肉、乾物、花、日用品のお店などたくさんのストールがありますが、持ってきた買い物袋がパンパンになったので買い物終了。

実はチョンバルマーケットの上にはチョンバルフードセンターという食事処があります。
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ここには美味しいストールがたくさん。
買い物の後にここでブランチを食べるのがお決まりの流れです。


今日はこの肉まんが有名な点心のお店で、小ぶりの肉まんと
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この店で大好きな豆花を購入。
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どちらも人気店で朝は行列ができてます。


英語のサイトですが、人気のストールがわかりやすく紹介されているのでご参考までに。 danielfooddiary.com
コーヒーも頼んで、のんびりと食事。幸せなひと時です。


帰って、各食材の下処理をし、小分けにする作業に取り掛かります。
クーラーも扇風機もないキッチンでするこの作業は苦行でしかない。笑

でも今日はサバを三枚に卸すという一大イベントがないから楽やな~
なんて思いながら、サバを袋から出すと...



いや、二枚おろしですやん!!!おっちゃん!笑


なんでOKって言ったの~、と心の中で唱えながら、全然切れない包丁で今日もせっせと卸しましたとさ。

この適当さがチョンバル流。
The チョンバルスタイル。


時々特有の緩さを発揮するもありますが、その適当さも含めて、私はチョンバルマーケットが好きです。
朝から人々の活気を感じ、新鮮な食材に囲まれ、何よりおじちゃんとおばちゃんの優しさに触れて心を癒しています。
そしてこれからもお気に入りのストールを探し続けようと思います。


みなさんもシンガポールに来た際は是非ともチョンバルマーケット及び、チョンバルフードセンターに足を運んでみてください。
ちなみに市場は月曜日が定休日らしいのでお気をつけて。



以上、我が心の聖地、チョンバルマーケットの紹介でした。



Tiong Bahru, forever.
ーーー チョンバルよ、永遠に...




ではっ

ANICCA

こんにちは、声が治りました、 SHIZUKIです。

今回は、今週シンガポールに集結していた(もはや先週)、私が尊敬してやまない先輩たちのお話を書かせていただきたいと思います。ちょっと長くなります。 

 
 
時を遡ること、先週の日曜日の晩、
明日からシンガポール行くから、メシいこー!と、同じ大学出身の先輩、藏立さんからいきなり連絡が。
 
 
藏立さんは現在日本で事業を営んでいて、出会いは私が大学一回生の春のことだった。
大学の授業中に教授が、「今ねー、僕の友達の藏ちゃんが世界一周中でインドにいるから、みんなでスカイプしよー!」といって、当時4回生の藏立さんと巨大なスクリーンでスカイプをし始めたことがきっかけである。 
 
 
突っ込みどころが満載なので詳しい説明は省くが、私はこの教授が大好きです。
 
 
その時、夏休みに一人でアジアを旅しようと考えていた私は、
授業後に藏立さんの連絡先を教授に聞きに行った。
今思えば、あの時勇気を出して本当に良かったと思う。
 
 
それから大学を卒業した現在に至るまで、
ずっとお世話になっている先輩である。
 
たくさんの相談に乗っていただき、
たくさんの人に会わせていただき、
それはもう藏立さんのご自宅の方向に
足を向けて寝れないくらいお世話になってきた。
 
 
その藏立さんと、
シンガポールで事業を営むルイさん、
ルイさんのお母さま、
シンガポール日系企業で働くミサキさん、
そしてインドでの修行を終え、シンガポールに立ち寄ったミヅキさん、
と私の6人で集まることに。
 
同じ大学の人らが同時期にシンガポールでこうして集まるなんて珍しいなぁ〜 
なんて言いながら、シンガポールで人気の飲茶屋さん、
瑞春(Swee Choon Tim Sun Restaurant)で集合。
 
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ずっと行きたかったお店。
 
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めっちゃ美味。
 
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場所はリトルインディアのあたり。
コスパもよいらしい。
おススメです。
 
瑞春 (Swee Choon Tim Sum Restaurant)
191 Jln Besar, Singapor
 
 
今回が初対面だったミヅキさんは、日本の外資系企業で働くバリバリの営業ウーマンである。
歩くネタ、エンターテイナーミヅキ、と呼ばれるくらい面白い。
ミヅキさんと3日間過ごし、笑いすぎて声が枯れた。
それくらい面白い。
 
 
そんなミヅキさんは最近相当ショックな出来事があり、
藏立さんにそのことを相談すると
「インドでヴィッパサナー修行したら?」と、アドバイスを受けたそう。
  
 
ヴィッパサナー修行とは大まかに言うと、10日間誰とも話さず、目も合わさず、毎日約12時間瞑想をするという合宿である。
詳細はこちらから↓
 
 
藏立さん曰く、これを教えて実際に行った人は今までいなかったらしいが、(うん、でしょうね)
バイタリティの塊、ミヅキさんは
そのアドバイスから3日後にはインドに旅立ち、
無事に12日間の修行を終了し、
そのままシンガポールに立ち寄ったとのこと。
 
 
なんで行ったんですか?と聞くと、
「話聞いた時にもうこれしかないって思ってん。
始めは胡散臭くて信じてなかったけど、全部吹っ切れたわ〜!
全てはアニッチャやで!人生でもうアカンって時がきたらシヅキも行きや〜。」
と、ミヅキさんは答えてくれた。
 
 
ちなみにアニッチャとはパーリ語で”無常”という意味で、
”全てのものは移り変わり、同じ状態にとどまらない” という仏教における考え方らしい。
修行中に先生から教わったその言葉に感銘を受けたミヅキさんは、その後の3日間、アニッチャを乱用していました。
 
  
その後、食事を楽しみながら、
ミヅキさんがライチの種飛ばし大会で優勝した話や、
インドでトゥクトゥクを運転して二回エンストした話、
修行中に野生の孔雀と戦った話などを聞いて爆笑。
まさにネタの宝庫である。
  
 
他にもルイさんのお母さまが、ルイさんの恥ずかしい過去を暴露したり、
一見お淑やかでのほほんとしたミサキさんが、今年だけで3、4回インドに行っているという驚愕の事実が発覚したり、
(みんなどんだけインド好きやねん) 
バイタリティ溢れる先輩たちの話を楽しく聞かせてもらう。
 
 
ミヅキさんとミサキさんが年末にインドに行こかと話していたので、私も行きたいと言うと「ほな、3人でフラッと行けたら行こや〜」と返事が。
先輩たちにとって「インド行くわ」は、「ちょっとそこのファミマ行ってくるわ」と同じ感覚だとそこで気付く。脱帽である。
 
 
食事を楽しんだ後、先輩たちはカジノへ。
私は翌日に仕事があったため、そこで解散。
 
お金のことについて書くのはどうかとは思うが、食事代は先輩たちが支払ってくださった。
というか、今までもずっと全て払ってきてくださったのだ。
 
 
私がシンガポールに来て間もない頃、ルイさんとミサキさんが仕事が忙しいのにもかかわらず、おススメのマッサージ店に連れて行ってくれたことがある。
 
フルボディマッサージを受けた後、ルイさんが私の分までお代を払おうとしてたのを必死で断ろうとすると、 
 「そのお金はモデルで大事なチャンスが来た時のためにとっておき〜!」
と笑顔でお札を返してくれた。
 
当時シンガポールにきたばかりで辛い思いをしていた私に、その言葉と優しさはすごく染みた。
なんて格好良い女性なんだろうと、今思い出しても胸が熱くなる。
 
 
「先輩らにお世話なってばっかで何も返せてないですわー」
 ある時、私がボソっと呟くと
「そんなん誰も返して欲しいなんて思ってへんて〜!
自分がしてもらったことを下の子らに同じようにしてあげたらええねん。」
と言って、ミヅキさんは微笑んだ。
  
 
先輩たちは私より2、3歳年上。
普段は面白い話ばかりしているが、
仕事の話や真面目な話題になると顔つきが変わる。
圧倒的な知識量と経験値があり、
常に努力を怠らない。
辛いことがあってもみんな底抜けに明るい。
  
私は2年後、3年後、こんな格好良い大人になれているのだろうか…
  
 
滞在最終日の夜、ミサキさんとミヅキさんを空港まで送り行くことに。
ミヅキさんは自分より大きなリュックを背負って、ゲートの向こう側へ。
 
「ほな、またインドでなぁ〜!」
と大きく手を振るミヅキさん。
それを笑いながら見送るミサキさん。
  
そんな2人を見つめながら、
私は年末をインドでこの先輩たちと本当に過ごしているのかなぁとふと考える。
 
 
何せ明日の予定すら、前日にならないとわからない身である。
来週、来月、日本に帰った後、自分は何処で何をしているのやら…
 
 
もしかしたら年末にインドに行ってるかもしれないし、
その時にはインドに行きたい欲がなくなっているかもしれない。
 
 
今だって何が起こり、何が変わるかわからない毎日である。
急に日本に帰りたくなるかもしれないし、
シンガポールにずっといたくなるかもしれない。
 
 
それこそ今後の人生で、もうアカンって時がきて
ヴィッパサナー修行をしてるかもしれないし、
そのままインドでアイドルデビューしているかもしれない。
 
 
何が起こるかなんてわからないのだ。
 
 
現に三年前、自分がこうしてシンガポールでモデル活動をしているなんて夢にも思わなかったのである。
 
 
先のことなんて誰にもわからない。
変わらずにいることなんて一つもない。
 
 
 
もしかしたら、
いつかは先輩たちのような素敵な大人になれる日もくるのかもしれない。
 
 
そう思うと、今はこのシンガポールという土地で毎日精一杯生きてみよう、という気力が湧いてきた。
 
 
 
そう、全てはアニッチャなのである。
 
 
 
 

WORLD CLASS

こんばんは。

声が枯れて治りません、SHIZUKIです。

 

先週の出来事は未だ執筆中で、

時間がかかりそうなので、後日更新します。

ごめんなさい。笑

今回は今日一日の様子をサクッと書きます。

 

9/17 (MON)

今日は朝から世界的に有名なハイファッションブランドのショーのキャスティング。

キャスティングに呼んでいただけるだけでありがたいレベル。

 

会場の少し手前から既に大人数のモデルが見える…

f:id:SHiZuKi:20180918013951j:plain中にもいるいる

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最終的にこのフロアがモデルで埋め尽くされるほど集まっていました。

 

キャスティングは写真を撮った後に別室に呼ばれ、そこでウォーキングをするという流れ。

先に背の高いモデル(180cmくらい)が数名選ばれて、別室に移動していく。

その後、事務所ごとに移動する様子。

この間の仕事で仲良くなった同じ事務所のシンガポール人のモデルの子と話しながら順番を待つ。

 

順番がきて移動すると、別室にはミラノからきたディレクターらしき男性が前に座っている。

そして、3名ほどのモデルが奥で待機していて、移動してきた他のモデルたちは反対側で列を成して自分の番を待っていた。

 

ウォーキングは、ヒールなしでワンウォーク(トップまで行って帰ること)。

ディレクターの指示があれば、ヒールありでもうワンウォーク。

そして気に入れば、奥で待機。という流れ。

 

だいたいのモデルが、ヒールなしのワンウォークで

 “Thank you.” 

と言われて、退散していく。

 

なかにはツーウォーク目に進むが、

身長が低い(175cmくらい)と言われて帰らされる子も。

これは厳しいな…と観察していると、

自分の番が来る。

  

いざ、ヒールなしの渾身のワンウォーク。

   

“Thank you.”

   

はい、秒殺。

 

 

気を取り直し、お昼を食べ、次のキャスティングへ。

1時間ほどかけて移動。

 

次はアメリカの有名ファッションブランドのイベントのキャスティング。

ヘアケア製品のブランドとのコラボレーションイベントで、ファッションショーと同時にヘアショーもすると説明を受ける。

 

まずはルックを渡され、フィッティング。

さすが着心地が違う。

簡単な撮影と質疑応答で終了。

 

その後、明日のキャスティングはコンポジ(コンポジットカードの略)がたくさんいるよ、とマネージャーから連絡が入ったので、

事務所にプリントしに行く。

 

すると、こちらで出会った日本人モデルのYukoさんから、モンゴル人モデルのViviさんと事務所の近くで晩御飯を食べると連絡がきたので、ご一緒させてもらうことに。

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お二人ともキャリアは長く、世界的に活躍し、たくさんの経験をしてきたモデルさん。

モデルの大先輩にあたる方々です。

 

「時間ないからフードコートでよい?」

と、Yukoさんに聞かれ、

「全然大丈夫です!お二人ともフードコートとか行かれるんですね〜」

と、ちょっとビックリしたら、

「よく行くよ!ローカルフード大好きだし、なんたって安いもんね!」

と、2人に笑顔で返される。

 

飾らない素敵な先輩たちに出会えて、本当にラッキーである。

  

食事中の会話は、やはりモデルの仕事について。

シンガポールのマーケットについてや、海外でモデル活動をすることの大変さ、アジアンモデルとコケージャンモデルの違いなど。

為になる話をたくさん聞かせていただいた。

 

お二人がその後に行く、英語でのプレゼンテーション法を学ぶスクールの体験に誘っていただいたが、

3時間のレッスンに集中できる気がしなかったので、その場で別れることに。

 

帰り際に

「なんでスクールに行くんですか?プレゼンテーション法って一見モデルの仕事に関係ないように思えるんですが…」

と、尋ねると

「新しいこと、ワクワクすることが大好きだから。気になったらなんでも挑戦しないとね!」

と答え、笑顔でスクールに向かう先輩たち。

その姿を見て、チャレンジ精神と向上心を常に忘れない姿勢が素敵だなぁ、と思う。

私もこういう魅力的な女性になりたいものである。

  

アパートの入口につくと、よく話す一個上の階に住むご近所さんが、犬の散歩に行くと言うのでついて行く。

名前はパッチ。

可愛くて癒される。

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画質悪ぅ。笑

しかも暗くて、わかりませんね。笑

フワフワで人なっつこい子です。

  

散歩後、アパートで一息つくと、

こっちで仲良くなった日本人の友達から近くにいると連絡がきたので、

合流し、オーチャードのカフェに行く。

 

全く違う業界で働く2人だが、シンガポールでは珍しい同い年ということもあって、いつもついつい話し込んでしまう。

今夜もたくさん話して解散。

 

ちなみに私が住むモデルアパートメントからオーチャードまで徒歩10分くらいです。便利。最高。ありがとう。

 

その後テクテク歩いて帰宅し、現在に至る。

 

今日は色々な人に会ったなぁと考えながら、

1カ月で知り合いや友達が増えたもんだと実感する。

素敵な出会いばかりで本当に感謝しかない。

 

 

シンガポールにいたら、チャンスはたくさんあるで

以前、こっちで暮らす先輩に言われた言葉をふと思い出す。

 

明日のキャスティングは一本。

有名ホテルのブライダルショー。

 

今は自分のできることを全力でやるしかない。  

 

 

世界の壁はまだまだ高い。

 

One Day in Singapore

こんにちは、SHIZUKIです。

シンガポールに来て、1ヶ月になりました。

VISAが2ヶ月できれてしまうので、ちょうど折り返し地点です。

 

今週は色々なイベントがあり、1つの記事にまとめることが難しいので、順番に更新していきたいと思います。

今回は、こちらでのモデル活動の様子がわかる、

とある1日について書き綴ってみます。

 

9/12 (TUE)  2 castings and addional 1. 

この日の一本目のキャスティング(日本で言うオーディション)は朝から。

会場まで近かったので、自転車で行こうとしたら、突然の大雨。

慌てて走っていこうとしたら、ルームメイトのロシア人モデル3人が優雅な面持ちで家を出ていくのを発見。

 

「え、歩いていくん?間に合う?」

と聞いたら

「バスあんで〜」

とのことなので、一緒にバスで行くことに。

 

途中で同じ事務所のメンズモデル君も合流し、みんなで会場のファッション系の専門学校へ。

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キャスティング内容はとても珍しく、

キャスティングについての授業の中で、自分たちの作品の撮影に使うモデルを実際にキャスティングする、というもの。

会場には、シンガポールの様々な事務所からきたモデルがたくさんいる。

  

先生の説明によると、シンガポールでのキャスティングは、シンプル&ナイスが基本らしい。

確かに。

 

生徒は5グループに分かれていて、モデルは来た順番に1つずつ回って、撮影をしていくようなので、自分の番が来るまで暫し見学。

初めに全身やアップなどの基本的な写真を撮った後に、生徒たちは自分たちが欲しい写真の指示を出す。

 

「哀しみを内に秘めた感じでお願いします。孤独感を醸し出してください。」

「気味が悪いポージングをしながら、感情がない人形のような表情をお願いします。」

「キレて!ブチ切れて!」

「笑って〜!アホみたいに笑って〜!せーの!あはははー!!」

 

などなど

シンガポール訛りの英語で繰り広げられる生徒たちの指示は、結構ハードモードだったのだが、

さすが世界をマーケットに活動するモデルたち。

表情やポージングを変える速度は、電光石火の如し。

 

そして早いだけではなく、指示を完璧に体現していく。

どの表情もポージングもきちんと1つのストーリーを表現していて、美しい。

 

うん、鳥肌立ちました。

 

自分の番が終わって、

近くにあったニュートンフードセンターに寄る。

Kopi C kosong (無糖練乳入り珈琲)、カヤトースト、フルーツをオーダー。

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朝ごはんを食べながら、さっきのモデルたちの電光石火ポージングを頭の中で反芻し、自分のスキル不足を痛感。

んー、頑張ろう。 

 

次のキャスティング会場まで1時間ほどかかるので、そのまま向かうことに。

 

向かう途中で、

「17時からもう一本キャスティングが入ったよ!

後、明日はキャスティングがあるよー!オーケー?☆」

と、マネージャーから連絡が来る。

 

ちなみにシンガポールでは当日にキャスティングが入ることがよくあります。

そして翌日のスケジュールは、前日の連絡がくるまでわかりません。

(私の事務所だけかもしれませんが)

日本では考えられませんが、これがシンガポール流です。

郷に入れば郷に従え精神で乗り越えてきました。笑

  

次はアパレルブランドのウェブカタログのキャスティング。 

会場につくと、10分前にもかかわらず、20人以上のモデルが既にいる。

(こっちのモデルさんはキャスティングに遅れて来る人が多いです。)

 

これは時間がかかりそうだなと予想し、

他のモデルさんの撮影を見学しながら待つ。

 

撮影はフィッティング(実際に服を着ること)ありで、

ルック(着る服のこと)は基本1着。

なお、クライアントが気に入ったら2ルック着れる模様。

 

1時間ほど待って、自分の番。

ルックは1着。アーメン。

 

ここでコンポジットカード(資料写真が載ったカード。モデルの名刺みたいなもの)が残り一枚しかないことに気付く。

 

何故だ。今朝はたんまりあったのに。

あ、そういえば朝のキャスティングで生徒たちがじゃんじゃん抜いていってたような…Oh my...

 

理由はさておき、最後のキャスティングまで残り1時間。

翌日のキャスティングもあるし、事務所が閉まるまでにプリントしに行きたいので、ダッシュで向かう。

 

事務所につくと、マネージャーが

「明日キャスティングの後に、簡単なテストシュート(資料撮影)があるよー!スタイリストは付かないから、落ち着いた色のシンプルな服を2パターン持っていってね〜! オーケー?☆」

と、笑顔で言ってくる。

  

え、待って。

めっちゃ有り難いけど、明日の昼?

服は持参? 今、16:30やで!?笑

 

内心パニックだが、最後のキャスティングまで時間がないので、詳細を聞き出し、苦笑いで「オ、オケラ〜」と返して、再びダッシュ

 

シンガポール人は良く“オーケー”の後に“ラ”をつけてオケラ”と言います。

所謂、シンガポールイングリッシュ、シングリッシュの一種。

 

これがシンガポール流。

シンガポーリアンスタイルなのだ。

 

最後のキャスティングでは、広告や雑誌の撮影を手掛けるフォトグラファーさんと会う。

所謂、挨拶まわり。

簡単な撮影をして終了。

 

帰りにテストシュートに使えそうな服を軽く見てまわる。

朝から動きっぱなしで、頭が働かなかったので早々と帰宅。

 

同じ大学出身の先輩方がこっちに来ていて、遊びに誘っていただいたが、

体力的な問題と、翌日のスケジュールを考慮して、泣く泣く断念。

翌日の晩に会う約束をして、気力を取り戻す。

 

そしてシャワー後に筋トレ、ストレッチ、スペシャルケア(いつもより気合いが入ったボディ&スキンケア)を済まし、

翌日に備え、早めにベッドに入って3秒で寝落ち。

 

 

だが、翌日のキャスティング後。

 

いそいそとテストシュートの準備をする私に

マネージャーから

 

「撮影は明日に延期になったよ〜!オーケー!?☆」

 

と連絡が来る。

 

 

それに全力で

 

「オケラッッー!!☆」

 

と返す私に怖いものなど、もう何もない。

 

はず。

 

                         − 完 −

 

NEW ERA

はじめまして。

SHIZUKI -シヅキー と申します。

 

普段は関西を中心にモデル活動を行っておりますが、

現在は灼熱の国シンガポールにて、絶賛モデル修行中の身でございます。

 

シンガポールに来て、もうすぐで1ヶ月になりますが、

こちらでたくさんの発見があり、ご縁があり、きっかけがあり...

色々と巡って、この度ブログを始める決意をいたしました。

 

その動機や理由は追々詳しく書いていくとして、

その時々で思い立ったことや、モデル活動に関すること、こちらでの暮らしぶりなどをまずは書き連ねていこうと思います。

 

今はブログの設定の仕方や、カスタマイズの仕方もわかりませんが、それも追々グレードアップしていきたいです。

 

要は、

何かよくわからへんけどとりあえずブログ始めたよー! yay!

というご報告でした。

 

貧しい語彙力と類稀なき文才のなさ故に、

稚拙な文章になるとは思いますが、

温かい眼差しで見守っていただけたら幸いです。

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2018.9.12   誤字、脱字が多発する予感が既にしている16:47pm

SHIZUKI